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Moto Guzzi V7 Cafe Racer [自言自語]

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ひろネコ・デザインでカスタマイズされた「Moto Guzzi V7 Cafe Racer」。
さて、オリヂナルと何処がどう変わったか、わかりますか?

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こちらから見ると、テール周りがスッキリ。

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こちらはダブルシートにした時。
リアタイヤが剥き出しになってワイルドに。

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こちらはカスタマイズする前のV7 Racer。
(ゼッケンプレートのダヤンステッカー、サイレンサーとバーエンドミラーは既にカスタマイズ済み)

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同じくカスタマイズする前のリアビュー。
すでに完成されたオリヂナルのデザインですが、リアフェンダー周りが野暮な感じ。

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カスタマイズ後のフロントビュー                      カスタマイズ前のフロントビュー

ひろネコの少々無茶なリクエストに応えてくれたのは花小金井の青梅街道沿いある、モト・イタリアーナ西東京(カネバン)さん。
Battle Factry製のアルミハンドルをフロントフォークの径に合わせて加工しただけでなく、Halcyon製のバーエンドミラーを取り付けるために追加工。
トップブリッジの直下に取り付け、高さはより低く、幅はより狭く。
手を伸ばせばそこにハンドルがある・・・という絶妙なポジション。

カネバンさんに頼んで作ったワンオフのヘッドライトステーによってヘッドライトとゼッケンプレートの位置を50mmほど下げ、メーターの位置と角度を変更。
ウィンカーはコンパクトなRizoma製Clubに交換し、フォークブーツの撤去。

オリヂナルも悪くないですが、カスタマイズ後は更にスタイリッシュになった感じ。
カフェレーサー気分がさらに盛り上がります。

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カスタマイズ後のリアビュー                            カスタマイズ前のリアビュー

カスタマイズのアクセントとなるLEDのテールライトはMotone製のEldorado。
アルミダイキャストのボディーをポリッシュ仕上げしたもので、仕上がりは絶品。
このテールライトを付けたいがために何ヶ月悩んだことか・・・
カネバンさんが用意してくれたショートフェンダーをギリギリの寸法まで切り詰め、テールライトの取り付け位置をmm単位で吟味。
最後はテールカウルの後端をこれまた絶妙な形状にカット。
Rizomaのウィンカーとナンバープレートをワンオフのステンレス製ステーに取り付けてコンパクトにまとめました。
カネバンさん、このあたりのセンスはサスガです。m(_ _)m
(ナンバーの「00-00」はひろネコの戯れです)

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ダブルシート装着時のリアビュー                       加工したテールカウルとショートフェンダー

もっとも苦労したのはテールカウル付のシングルシート仕様にしてもダブルシート仕様にしても似合うデザインにすること。
いろいろシミュレーションして、あ〜でもないこ〜でもないとスッタモンダして、ようやく完成!
オリヂナルよりもスタイリッシュになったと自画自讃してます v( ̄ー ̄)
モト・イタリアーナの太田さん、カネバンの三枝さん、ありがとうございます。

というわけで、詳細は次回に。


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ホームコンサート [日記]

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出張から帰った翌日の土曜日。
モトスミ邸で行われたホームコンサート。
ピアノの演奏はウチのムスコ。
普段は人前で演奏するのを嫌がるが、「バさまのために一曲弾いてあげなよ」と言って弾いてもらった。

あまり大きな声では言えませんが、バさまは2〜3年前に乳ガンを患いまして、手術で摘出したからまぁこれで安心かと思っていたら、どうやら肺に転移しているらしい。
いま通っている二つの病院のうち、一方の主治医が「もしかしたら年内に・・・」と縁起でもないことをおっしゃるのでカミさんとムスコに話したところ、いつどうなっても心残りがないように猫っ可愛がりしている孫のピアノでも聴かせてあげたらどうか?ということに。

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プログラムは・・・何を弾こうかなぁとショパンの楽譜を何冊か持ってきたムスコ。
一曲目に選んだのは今年の発表会で弾いたバルカローレ(舟歌)。
「わぁ、ここ曲大好きなのよぉ!」と感激するバさま。
ムスコのことだからコレで終わりかと思ったら、続けてバラードの第1番と第4番。
(おっとスイッチが入ってしまった)
一息ついてノクターンの第2番〜第5番に第8番と第9番、そして幻想即興曲。
最後はスケルツォの第2番(気合い入れすぎて壊れたかも?)。

アンコールはドビュッシーのアラベスク第1番とショパンのエチュードOp.10-3。
「別れの曲」はマズイんじゃね?と一瞬思ったが、これはバさまのリクエスト。

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演奏が終わった後のハグ

弾き込んでいるわけではないので演奏は褒められたものではないが、ノクターンを弾いている最中にバさまの目から涙がこぼれていた。
むかしからショパンが大好きだったバさまの中では脳内補正されていた(!?)というか、もしかしたら若かりし頃のあんなことやこんなことを思い出していたのかもしれない。

何はともあれ、バさまを招待してよかったであります。
忘れずにいてくれたら・・・いや、きっと心のどこかで覚えているはずと思いたい。


タグ:X100F
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2017年的第一場雪 [辰野通信]

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三日前の朝、この冬初めて雪がふりました。
落ち葉の上に薄っすらと雪が積もり、まるで絨毯のようでした。

辰野の冬はこれで三度目。
洗濯物を乾かすにはファンヒーターが要るけれど、それだけでは部屋が充分暖まりません。( ̄_ ̄;)なんだかなぁ
窓ガラスが二重になっていないせいだろうか? 床も冷たいし・・・
暖房が無かったら家の中でも凍死するんじゃないか?ってくらい冷え込みます。
やはりコタツを買わなければっ!


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先々週は北京の清華大学・摩擦学研究室を訪問。

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酒店の窓から、夜明けの街で唯一灯る「住宿」のネオン

そして次の週は広東省東莞市にある台湾系のレンズメーカーで装置のセットアップ。
東莞市の中でもここ常平は10年前と比べて何だか寂しくなってしまいました。
高層マンションは部屋の明かりが灯っているパッと見で全体の10分の1くらい。
通り沿いの低層アパートはほとんど真っ暗。
90年代後半に建てられた比較的古い工場は廃墟になったところが増えました。
廃業したのか?それともどこかに移転したのか?
住居も工場も地代が10年前の10倍くらいに高騰したから維持できないのかなぁ。
相変わらず栄枯盛衰の激しい大陸であります。


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晩秋のビーナスライン [ぶらり旅]

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霧ヶ峰からの八ヶ岳連峰

昨日通った国道299号線が一部通行止めだったため林道矢弓沢線へと迂回したが、この道は濡れた落葉松の落ち葉が彼方此方に堆積していて、スロットルをラフに開けるとリアタイヤがズルズル。
ようやく十石峠を越え、八千穂まで下ってきたところで小休止。
ふとV7 Racerを見ると、下半身が落葉松の葉っぱだらけ!
せっかくカスタマイズしたのにさっそくドロドロ。
というわけで、今日の午前中は徹底的に洗車。
ついでにカスタマイズされたV7 Racerの記念写真をパチャリ。
午後からはビーナスラインを走りに行きました。

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落葉松 / ビーナスライン落合橋付近

タイヤを交換したことで、V7 Racerの素直なハンドリングが復活。
Matrisのプリロード調整付スプリングキットが抜群。
初期作動が良く路面の凸凹を吸収するが、ストロークは短めでピッチングが少ない。
フロントブレーキを握り込んでも姿勢が前のめりにならず、踏ん張りがきく。
しかもS字のような切り返しでの向き変えが素直。
まるでフレームの剛性が上がったような感じがして、以前よりも乗りやすくなった。

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夕暮れの八ヶ岳連峰 / 美ヶ原 山本小屋

コーナーリングを楽しんでいたら、あっという間に美ヶ原に到着。
気温は3℃。
オレンジ色に燃える太陽が間もなく稜線の向こうに沈むところ。
中腹に霞を湛えた八ヶ岳の右端、編笠山のなだらかな斜面の横に富士山の頭が見える。

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夕闇の迫る霧ヶ峰にて
霧ヶ峰に戻ってくると、そこにはクルマもバイクも人影もない。
家路を急ぐクルマたちが駐車場に立ち寄ることなく通り過ぎる。

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バーエンドミラーに映る夕映え
深呼吸をするようにタバコを一服。
身体が冷え切らないうちに山から降りることにしよう。
静寂の中、Mistralのサイレンサーが奏でるエキゾーストノートが響き渡る。


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Moto Guzzi V7 Racer のカスタマイズ [自言自語]

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ディーラーに一ヶ月ほど預けていたV7 Racerを引き取りに行ってきました。
ご覧のとおり、タイヤはBATTLAX BT-45(2本目)であります。

実は不肖ひろネコ、この半年余りずっ〜と悩んでおりました。
何を悩んでいたかって?
そりゃぁカスタマイズに決まっているじゃ〜あ〜りませんか!
どこをカスタマイズしたかですって?
その答えはこの写真にあるのですが、これを見て一発でわかる方いらっしゃいます?
まぁ、普通の人ならゼッケンに貼られたダヤンのステッカーを挙げるでしょうね。
しかし残念ながら答えは「ブ〜ッ!」。
過去のブログを見ていただくとわかりますが、ダヤンは以前から貼ってあります。
(っていうか、そのためにわざわざディーラーに預けたりしませんよぉ!)
では、違いのわかる男のネスカフェ・ゴールドブレンド(ちと古いか)な方は・・・
ズバリ、世にも希少なV7 Racerのオーナー以外に考えられないと言っても過言ではないでしょう。

もったいぶらずにサッサと教えろってですか?
ん〜、もうちょっと焦らしてもいいですか?
え、わかったんですか? それはそれは、勘のいい方ですね、ダンナ。
MistralのサイレンサーとHalcyonのバーエンドミラーと思った方は「ブ〜ッ!」。
これは前からです。
フォークブーツとウィンカーと思った方は「ピンポン」です。
でも、これらは些細なカスタマイズだし、それくらいなら自分でもできます。
自分でやるには難しい、いや、それなりの道具と技術があればできないことはないでしょうが、無理して自分でやるより専門家に頼んだ方が間違いなく上手くいく・・・というわけで、新青梅街道沿いにあるモト・イタリアーナ西東京=カネバン小金井店にお願いして、やっていただきました。

ところで、元々メーカー純正カスタムマシンと言っても過言ではないほど完成度の高いMoto Guzzi V7 Racer。
それを更にモディファイするのは容易ではありません。
下手をすると全体のバランスが崩れてカッコ悪くなってしまうかもしれません。

では、V7 Racerの持つオリヂナルを尊重しつつカスタマイズしたポイントとは?
① いわゆる「Cafe Racer」のセオリーに則り、デザインの完成度を上げる。
  BIKE EXIF, How to Build A Cafe Racerを参照してね
② エンジンには手を入れない。(すでにMistralとDiMSPORT RAPID BIKE EASYで充分
③ フロントサスペンションのグレードアップとリアサスペンションのセッティングでポテンシャル・アップ。

具体的に何をどうしたのかは次回のお楽しみってことで。


P.S.
V7 Racerを引き取ってから新青梅街道を西に向かって走り、途中のコンビニで休憩。
そこへヒョッコリ現れたのは滅多に見ないV7 Racer。
自分の以外で実際に走っているV7 Racerを見たのはこれまでに2台。
1台目はビーナスラインで。2台目は伊豆のBB Roadで。
そして今日、3台目のV7 Racerに遭遇。(なんてラッキーな!)
しかも3台目はひろネコのV7 Racerを見掛けて、わざわざUターンしてきたそうな。
広い宇宙空間で初めて地球人に遭遇した時のような運命的な出会い。
日本に何台生息しているかは知らないけれど、V7 Racerに乗っているというだけで思わず声を掛けたくなる気持ちはよくわかります。

彼のはひろネコのよりも一つ新しいABS付の「V7Ⅱ」で、メッキタンクがピカピカ。
聞けばまだ三十ソコソコだというから、お若いのに目が高い!
知らず知らずのうちに、一時間以上!?も話し込んでしまいました。
再会を約束してから、新青梅街道を彼は東に、ひろネコは西に。
その昔、「ワーゲン占い」というのが流行りました。
「黄色いビートル(フォルクスワーゲン)を見ると幸せになれる」と言われていましたが、V7 Racerを見てもきっと幸せになれるのではないかと。
少なくとも今日は「同志」に会えたような気がして、とても幸せな気分でした。

そういえば、途中で「モトグッチ、カッコイイっすね」と声を掛けてきたオレンヂ色のツナギを着たSRくん、そのあと名栗村から国道299号線へ抜ける県道53号線の山伏峠付近でヒョッコリ遭遇。
今日は偶然が重なって、とっても不思議で楽しい一日でした。
これもV7 Racer効果かもしれませんね。

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雨上がりに昇リ出ル満月(国道299号線、十石峠付近にて)

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