初夢 [南通]
師走の雰囲気 [南通]
もぉ〜 い〜くつ ね〜る〜と〜♪
お〜しょ〜ぉ〜が〜つ〜♪
と口ずさんだところで、もうすぐお正月って感じも師走って感じもな〜んもない、
カオス大陸・南通であります。
それもそのはず、文明開化で太陽暦にすっかり慣れてしまった現代日本にとっての
正月は太陽暦1月1日の元旦ですが、この国の正月は「春節」と呼ばれる農暦すなわち
太陰暦の1月1日なので、2015年の場合は太陽暦の2月16日がこの国の正月。
そんなわけで、この国で過年(Guo Nian)=年越しの雰囲気を感じるのはまだまだ。
太陽暦2015年の2月に入ってからの話であります。
21世紀になっても農暦を使い続ける中国ですが、この国で十数年も暮らしていると
農暦の方が意外と合理的なのではないか?と思えてくるから不思議。
なぜなら農暦は季節の変化との整合性が高く、農業を営む人にとってはもちろん、
私のように“なんちゃって”ではありますが、そこそこ写真をやっている者にとっては
御天道様の出や入りと月の満ち欠け、春分や夏至や秋分や冬至といった季節の変化を
知る上で役に立つし、それに適合した地元の人たちの生活習慣を知るための材料にも
なるからであります。
日本人の中にはUSAやEUとの時差は気にしてもこの国との1時間の時差を気にせずに
昼休みでも平気で電話してくる輩もいれば、宅急便で発送すれば翌日午前中には荷物
が到着する狭い日本と同じ感覚でこの国を考える輩もいますが、やはり所変われば
品変わるように、それぞれの国にはそれぞれの事情ってものがあるのであります。
でも、そういうことを実感したのはやはりこのカオス大陸に住むようになってから。
良くも悪くもこの国のおかげなのであります。
思えば遠くへ来たもんで、この国に住みはじめてから来年で15年目に突入する
ひろネコでありますが、残すところあと二日となった2014年の年末ですから、
そろそろ来年の目標や今後の身の振り方などを考えてみたいと思う次第であります。
ところで、ひろネコにとって年末年始に欠かせないものが三つ。
一つ目は「年越しそば」で、二つ目は「ベートーヴェンの交響曲第九番」。
そして三つ目は「お雑煮」。
「そば」はある。
「もち」もある。
しかし、第九のCDを持ってくるの忘れてました!( ̄▽ ̄;)
よ〜しこ〜なったら、バッハの『マタイ受難曲』を聴いてやるぅぅぅぅぅぅっ!
って、年越しに十字架背負ってゴルゴダの丘ってぇのは重すぎないか…… orz
それともマーラーの『復活』か?
いや、あの曲は最後の最後がなんとなく不吉だからなぁ……( ̄_ ̄;)
いっそのことブルックナーの第九番はどうよ?
ダメダメ、あれは未完の大曲だった……( ̄〜 ̄;)
そうだ! 今年の大晦日はブラームスの交響曲第一番で決まり!
最初は重々しいハ短調ではじまるけど、最後は長調でハッピーに終わるじゃん!
うむ、景気が良くてケッコウ! V(⌒ー⌒)
手持ちのはカール・ベーム指揮のウィーン・フィル(NHKホールでのライヴ)と
小澤征爾指揮のサイトウ・キネン! さ〜て、どっちにしよう?
などと真剣に悩む師走のひろネコであります。
(そんなことより31日にやる棚卸しのことを考えろっちゅうの!)
開業大吉! [南通]
え〜、久しぶりに南通の話題を。
上海虹橋から高速バスで南通に帰ってきたら、工農路はまさかの大渋滞!
( ̄〜 ̄♯)どういうこっちゃ?
新築された建物の前にはビッシリ停まった電動車。
建物の中にはワラワラと南通人民が集まってます。
あ、そうか!
南通・円融広場(いわゆるショッピングモールの一つ)って昨日開店したんだっけ。
バブルが弾けそうで弾けないカオス大陸ですが、南通は今日も元気であります。
「建てちゃったはいいけどテナント入らず客足疎らなショッピングモール」とか
「建てちゃったはいいけど入居者決まらずゴーストタウンな高層マンション」とか
廃墟同然で「ひゅるる〜」な建築物件をこの国では「鬼城」と呼んでいますが、
その「鬼城」が大陸でも何番目だかに多い南通市でも賑やかな所はやはり賑やか。
実は今日、上海の淮海中路にある世界最大のユニクロでヒートテックの下着と靴下。
そしてその近くのデパートでボルドーの赤ワインの2本を買ってきました。
ユニクロだったら南通・中南城購物中心にもあるし、ボルドー産のワインだって
そこらのデパートで売ってますから、何も上海で買う必要はないんです。
もちろん、この週末に上海へ行ったのは写真家の友人と会うのが目的。
買い物はその次いですからどうでもいいんですが……
それにしてもユニクロ上海店は広かった。
1階から4階(5階だったかな)までダーッ!と。
売場面積は2,000坪っていうから……そりゃ広いわ!
でも品揃えはソコソコで、同じ物が大量に置いてあるって感じ。
基本的に売ってる商品は日本も中国も同じなわけだから、要は客入りを見込んで
だだっ広くしたんでしょうな。
でも集客密度は東急東横線某駅のユニクロと大して変わらないような……
ワインを買ったのは上海在住の時によく行った上海百盛広場(Parkson)。
久しぶりに行ったらいつものおネイさんがいて好久不見! 覚えていてくれました。
いつもどおり「買一送一」(Mai Yi Song Yi)、つまり「一本買ったら一本おまけ」の
ワインから選んでくれて、しかも内緒で値札から20%も値引きしてくれました。
v(⌒―⌒) やった〜!
あれ? 書き出しは「南通の話題を」だったのに、いつの間にか上海の話になってしまいました。あしからず m(_ _;)m
「ユニクロ上海店」の入口にて(2014年10月 まだ半袖だよ!)