辰野ロータリークラブ [辰野通信]
森の木陰でどんじゃらほい♪
しゃんしゃん手拍子足拍子♪
太鼓叩いて笛吹いて♪
今夜はお祭夢の国♪
小人さんが揃って賑やかに♪
あ〜ほ〜いほいのどんじゃらほい♪
伊那谷の日は暮れて、夜の帳が谷を包みはじめる頃。
ひろネコとFくんはソソクサと仕事を片付けて、イソイソと駐車場に向かいます。
何を隠そう今夜は「辰野ロータリークラブ」発足の第一日目なのであります。
「ロータリークラブ」という名称は世間によくあるボランティア団体というか、
時間を持て余した爺さんたちの寄り合いみたいに思う方もいらっしゃるでしょうが、
それは違います。(キッパリ)
実はこの「辰野ロータリークラブ」、またの名を「13Bエンジンを保存する会」と
称する秘密結社のような存在。
MAZDA RX-8をシェアするメンバーの集まりで、現在会員は若干2名ポッキリ!
ご存じの方も多い(実は少ない!?)とは思いますが、MAZDAは現存する自動車メーカーの
中では世界で唯一、ロータリーエンジンを生産&販売している(いた)会社で、
RX-8はNA(自然吸気)の13B型ロータリーエンジン=エネシスを積んだスポーツカー。
とっくの昔に生産は終了していますが、復活を望むファンは少なくないはずです。
Fくんは「三度のメシよりRX-8が好き♡」な、言わばRX-8ヲタクで、自らの手で
通常のメンテナンスはもとより、オーバーホールまでやってしまうという強者。
一方、ひろネコは20代〜30代にかけて、往年の名車MAZDA RX-7(FC3S)にハマり、
「自分で買ったクルマは後にも先にもFC3Sだけ」というロータリーフリーク。
今や絶滅の危機に瀕している13B型ロータリーエンジンを微力ながら守ろう!と
結成されたプロジェクト・チームなのであります。
箕輪のラーメン屋で夕食を済ませ、いざ出陣!
まずは某峠道を3000〜5000rpmの間で軽く流し、次第にペースを上げてゆきます。
ギヤは2速と3速。
タコメータが5000rpmを超えてジェット機のような「ヒュイ〜〜〜ン」という音に
変わりはじめると、アドレナリンがフツフツと湧いてきます。
「あいや〜、こりゃマジでヤバイわ!」
実に20年ぶりに乗るロータリーエンジンは滑らかで力強く、どこまでも回ります。
上下運動するピストンを使ったレシュプロ・エンジンでは味わえないこの感覚を
一度でも知ってしまうと、もう戻れません。
ロータリーエンジン未体験のアナタ。
騙されたと思って一度乗ってみてくだされ♡
病みつきになりますよぉ!
ロータリーエンジンには尊敬と憧れがあります。
でも、最近ほとんど見ないですね。
by かいはら (2016-02-23 16:33)
他社が排ガス規制やら何やらで次々と撤退したにも関わらず、
今でも開発を続けているマツダは偉いと思います。
現行モデルが途絶えているので絶滅の危機に瀕しているので、
きちんとメンテナンスすればまだまだ走ります。
久しぶりに運転しましたが、これほどワクワクする車はなかなか無いですね。
by hironeko (2016-02-23 22:10)