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春を告げる福寿草 [辰野通信]

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春を探しに“沢底”へ出掛けてきました。

何でわざわざ山奥にある沢の底まで春を探しに行くのかって?
いやいや、“沢底”とは辰野の町からチョロッと山の方に入った集落の名前です。

その沢底地区には旧暦の正月(いわゆる春節の時期)になると福寿草の花が咲くんだとか。
そう、福寿草は辰野のあたりでは春一番に咲く花なのであります。 

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沢底地区は上辰野から東南東に進路をとって約4km。ぶらぶら歩いて約1時間。
昨日の雨もすっかり上がり、ポカポカというわけではないけど凍みるというほどでも
ない、散歩にはちょうど良い日和。
鼻歌交じりで歩いていると、鎮大神社の隣の畑で福寿草を見つけました。 

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福寿草といえば、雪の下から顔を出して咲いているというイメージなのですが、
今年の辰野は例年に比べて寒くもなく雪も少なく、後で地元のおぢさんに訊いたら
すでに立春の頃から咲いていたんだそうな。
確かに1月20日頃にまとまめて降ったくらいで、後はチラチラ舞うくらい。
地球規模で気候が変化していることを福寿草も敏感に感じ取っているのでしょう。

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「今年は雪も降らねし、地面も凍みねっから、来週から田んぼも畑も起こせるで。」
とおぢさんが言うので、「え〜っ、もう田んぼや畑を始めるんですか?」と訊いたら
「んにゃ、今年は御柱があるで、それどこじゃね。」と笑っていました。

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山里に春の訪れを告げる福寿草。
長春で最初に咲く花は「迎春花」(Ying Chun Hua)と呼ばれる黄梅に似た花でしたが、
どちらも冬から春にかけて最初に咲く花は黄色なのですね。

 

本日のお写真はα7Ⅱで。
1枚目と2枚目そして4枚目がMacro-Switer 50mm F1.8。
3枚目と5枚目がHektor 7.3cm F1.9 + 接写リング16469Y。
描写はだいぶ異なりますが、それぞれ良い味を出しています。

つづく

 


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