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奈良井宿の街並み [辰野通信]

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奈良井宿を訪れたのは何年ぶりだろうか?
最初は塩尻峠を越えて中山道(国道19号線)。
次は富士見から杖突峠を越え、伊那谷を横切って権兵衛峠を越えて。
そしてこの日は辰野から国道153号線を北上し、JR小野駅の手前を左折して
県道254号線の細くて荒れた道を西に向かい、国道19号線を南下。

異なる季節に、異なる道を通って、何度この地を訪れたことか。
この前来たのがいつだったのかを今では思い出せないが、
あれから10年、あるいは20年が経過して、その間にあった市町村合併で
木曽郡楢川村奈良井から塩尻市大字奈良井へと変わっても街並みは昔のまま。

もしろん江戸時代の頃と比べたら生活様式から何から同じのはずはないのだけれど、
21世紀のこの時世にも関わらず、高いビルもマンションも派手なネオンも、
街頭を賑わす音楽もなく、ひっそりと佇んでいます。

私一人が久しぶりに訪ねたくらいでは相変わらずの様子。
そのせいか、まるで実家に帰ってきたかのように「ほっ」とするのであります。

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土曜日の昼下がり、駅の待合室を覗くと学校帰りの学生3人が列車を待っています。
そのうちの女子二人はベンチに座って静かにおしゃべり。
一人余った男子は何故か編笠をかぶり、少し離れたところに立って俯いています。

駅舎の正面に立ち、カメラを構えて一枚。
するとさっきの編笠男子が「もしかして今の写ってますか」と話しかけられた。
聞けば駅舎の中で踊っていたのが写っていないかと心配している様子。
照れる編笠男子にモニターを見せて「大丈夫、写ってないよ」と言ってはみたものの、
こうして見るとガラス越しにしっかり写ってますね、しかも心霊写真的に(笑)

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さて、お腹が空いたので蕎麦でも食べようと街をぶらぶら。 

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民宿、蕎麦屋、わっぱ屋、漆器屋・・・静かでのんびりとした奈良井宿。
この街並みを保存するのは大変だろうし、住民にとっては不便も多いでしょうけど、
できればこれから先も古き日本の文化を残していってほしいものです。

 


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