辰野探検記その1『日本の中心で、◯◯をさけぶ!』の巻 [辰野通信]
会社の前に広がる長閑な田園風景。(昨日の朝撮影)
遠くに見えるは残雪の木曽駒ヶ岳(標高2,956m)。
ん〜、いい眺めであります。
今朝は曇っていたので、お隣りの箕輪町にあると聞いたY電機へ洗濯機を買いに。
その後でどこか走りに行こうかと思っていたが、降りそうで降らない微妙な天気。
そこで、大家さんのT氏が言っていた大城山(おおじょうやま)を探検してみました。
まずは新居の裏手に伸びる林道へ。
辰野へ来る前に“慣らし”を終えたばかりのV7 Racer ですが、
まさか林道を走らされるとは思ってもいなかったでしょう。
さて、林道を登り切ったところにこのような立て札がっ!
右へ行くと大城山山頂、左へ行くと「日本中心のゼロポイント」。
「日本中心」??????
「ゼロポイント」??????
ど、どっちに行こうかなぁ・・・しばし悩んでから、まずは大城山山頂へ。
おお〜っ! 絶景かな。(ぜひ右クリックして「新しいウィンドウで開く」を!)
雲が多いとはいえ、辰野の街だけでなく、伊那谷全体が一望できるであります。
こりゃ夜景を見に来ても良さそうだ。\( ̄▽ ̄)/ひゃっほ〜っ!
大城山山頂で寛いだ後、いよいよ謎の「日本中心のゼロポイント」へ向かいます。
ただし、ここからは登山道につき、V7 Racer はお留守番であります。
お誘いに乗って「いざ、出発!」であります。
登山道脇に生える杉の老木の根元からチョロチョロと流れ出る湧き水?!
稜線に近い水捌けの良い場所に湧き水とは・・・
これは「一杯水」と呼ばれ、杉の老木が吸い上げた水の一部ではないか、とのこと。
手にすくって飲んでみると、ほのかに木の香りがします。
「一杯水」という神の恵みを与えてくれる主が、この杉の木と言われています。
立派な木を見ると、無意識に目を閉じてその太い幹に手を触れてしまう私。
それは木に対する畏敬の念、あるいは自然界の中に神の存在を感じる瞬間。
「一杯水」を過ぎて間もなく、道は稜線から外れ、巻きながらの下り。
途中、アカマツや杉の木に混じってヤマツツジが咲いています。
このまま谷筋へと下って行くと登り返すのがキツそうであります。
やや不安になったところで・・・
休憩所?かと思ったら、ありました!「日本の中心」がっ!
なるほど、そういうことかぁ。
いやぁ、まさに日本の中心!(そしてGoogle Mapで位置を確認)
ひろネコは今、“日本の中心”に立っているのであります!
ただし、愛は叫んでませんっ!(爆)
ついでですから、この石標の隣にある看板に書かれた解説を要約します。
日本国内には緯線と経線が00分00秒で交わる位置=“ゼロポイント”と称される
場所が約四十ケ所あるそうな。
そしてココは北緯36度00分00秒と東経138度00分00秒との交点。
しかも日本に数多あるゼロポイントの中心にあたるそうな。
ちなみにココから東西南北に隣接するゼロポイントは埼玉県、岐阜県、静岡県、
そして新潟県にあるそうな。( ↓ の図参照)
まぁ、いろんな意味で日本の中心と言えば “東京”ってことになるのでしょうが、
地理的というか緯度経度から見れば、ココが日本の中心ってことになるわけです。
ちなみに、活断層で見ると日本列島に大規模な地殻変動が生じた場合、
「日本列島は天竜川と糸魚川を堺に東西が真っ二つになる」という説があります。
ふむふむ、天竜川は辰野町の真ん中を流れ、しかも“日本の中心”のすぐ傍・・・
ということは日本が真っ二つになるとしたら、ちょうど「ココ」じゃないかっ!!!
これは大変な事になったぞぉ!(またそうと決まったわけではありませんが)
日本の中心で、愛を叫ばず「どうするっ?」と叫ぶひろネコでありました(爆)
P.S.
今夜は「一杯水」の恵みを与えてくれる杉の老木を想いながら武満徹の音楽を。
部屋の明かりを消して、 ソロ・フルートのための『Air』、琵琶と尺八のための『Eclipse(触)』、それから『November Steps』。
気分は幽玄な森の中へ・・・
空気が澄んでいるのが良くわかる。思わず深呼吸したくなるような場所ですね。
ところで、呑み屋はあるの?
by かいはら (2015-05-10 00:10)
大陸と比べると透明度および酸素濃度が高く、
呼吸をすると肺の中が浄化されるような気がします。
呑み屋は・・・周辺の商店街が寂れていて密度は極めて低いです(泣)
とりあえず徒歩で行ける範囲には蕎麦屋と焼き鳥屋が一軒ずつ。
さらに実態調査を行い、後日報告いたします!
by hironeko (2015-05-10 07:35)