オールドレンズあれこれ(Tleyt 280mm F4.8) [自言自語]
さて、本日のお題はLeitz Canada のTelyt 280mm F4.8。
ひろネコ所有のLeica 用レンズの中で最も焦点距離の長いレンズ。
最近、品川の某店で見つけ、衝動買いしてしまいました。
バックフォーカスの長いヴィゾ用望遠レンズはα7Ⅱに付けると更に長大。
しかし組み込みのフードは焦点距離の割には短く、外観といい見た目といい、
ちょっと頼りなく、また寂しい感じが拭えません。
それに加え「ハレ切れしないとダメだぞぉ!」との師匠のお言葉を思い出し、
フードによる遮光の効果を日本の自宅で試してみました。
ターゲットはキッチンの白い壁にブラ下がっている黒ネコの「鍋つかみ」。
リビングからここまでの空間は天井に埋め込まれた合計8個のLED照明によって
煌々と照らされています。
このような環境の場合、最新のレンズ(XF35mm F1.4R)だとこのように全体的に
スッキリとしてヌケの良い絵が撮れますが、オールドレンズだとフレアが出やすく
コントラストが落ちて眠い絵になってしまいます。
そ・こ・で、まずはキッチンに転がっていた海苔の空き缶を流用してフードの制作に
取り掛かかることにします。
作り方はいたって簡単。
用意した海苔缶の底を缶切りでシャコシャコ。
切り口を処理した後、内側に反射防止の黒い紙を貼ってからレンズに被せるだけ。
これで長さ約20cmのスペシヤル・フードの出来上がり〜!(パチパチ)
では、さっそく実験に移りたいと思います。(海苔缶剥き出しだけどね)
さて、その結果は????
組み込みフード使用
コントラストが気持ち上がって、黒ネコの黒色が少し引き締まった気ががします。
自作の海苔缶フード使用
コントラストが更に上がり、ネコの黒色がグッと引き締まりました。
えっ、大差ないってか? いやいや、そんなことないっしょ!?
微妙な条件とはいえ、コントラストの低下を防止する効果があるようです。
海苔缶フードはハメ込むだけだとグラグラしてしまうので、前枠にねじ込めるように
工夫して完成させたいと思います。
ところで、テリートの弱点は最短撮影距離が6mと長いこと。
そこで、レンズとマウントアダプターの間にヴィゾレフレックスそのものを
中間リングの代用として挟み込んでみました。
こうすると最短距離が2mくらいに縮まります。(全長はさらに長くなるけどね)
柔らかい描写を活かして花のクローズアップなどに使えそうです。(=⌒_⌒=)
茶筒フード、中を黒く塗る事をお忘れなく。
by かいはら (2015-03-10 11:24)
かいはらさん
ふむふむ、そうですね。
それと、組込みフードの上から被せる方式だとグラグラするので、
ステップアップリングを利用してねじ込み式にできないかなぁと
思ってます。
by hironeko (2015-03-10 23:58)
このレンズのフィルター径は、何ミリ?
by かいはら (2015-03-11 12:28)
かいはらさん
58mmです。
茶筒フードの内径(約77mm)で、組込みフードにギリギリで
ハマる感じですね。
by hironeko (2015-03-11 19:38)
58mmだったらステップアップリングなどを利用して昔のゼラチンフードの延長を繋げた方が良いかもよ。
by かいはら (2015-03-14 00:06)
にゃるほど。
そういう手がありましたね!
さっそくググッてみます。
by hironeko (2015-03-14 00:22)