夕暮れ時(寺街) [南通老街]
夕暮れの寺街に大豆油の香りが漂う。
活字が読めなくなるころには晩御飯の支度が出来上がるのだろう。
理髪店の前で立ち止まり、腰を曲げたまま3分ほど立ち尽くすお婆ちゃん。
「没事吧?」(大丈夫?)と声を掛けると、お婆ちゃんは首を右に捻ってこちらを見上げ
顔色一つ変えず無言のまま、何事もなかったかのようにゆっくりと歩きはじめた。
大丈夫かな?と思って振り返ると、二軒先でまた同じ姿勢で立ち止まっている。
本当に大丈夫かな? 次に振り返った時、お婆ちゃんの姿は何処かに消えていた。
夕暮れの南通老街はひっそりとして、どことなく寂しい。
お年寄りばかりで子供の姿が見えないからかもしれない。
暮れてゆく南通老街を濠河北にある北極閣(旧南通城北門跡)の頂上から眺める。
手前右が天宁寺孝光塔、中央奥が南通電視塔。
新旧の南通が重なり合い、時代が交錯する。
それにしてもこの空气汚染、どうにかならんかなぁ・・・
明日から春節のため一時帰国。
この街ともしばらくオサラバであります。\( ̄▽ ̄)/ ひゃっほ〜っ!
新年快楽! 身体健康! 万事如意!
大家春節過得開心!
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