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ひろネコは暑いのが苦手(香港) [不思議大陸]

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早朝の尖沙咀(Tsim Sha Tsui)

久しぶりの香港は「雨季」といっても過言ではない季節。
「モワッ」とした空気のせいで額から「ジトッ」と汗が滲み出てきます。

香港空港からエアポート・エキスプレス(機場快線)で九龍。
さらにMTR(地鉄)に乗り換えて旧香港空港の跡地のある九龍湾へ。

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機場快線の切符(空港−九龍はHK$90≒JPY1,500) 

それにしても香港は蒸し暑い。
気温は30℃ソコソコですが、湿度が90%前後と高いのであります。
しかも近頃日本でも流行りの『ゲリラ豪雨』のような雨が突如「ダーッ!」と降る。
ただでさえ暑いのが苦手なひろネコでありますが、さわやかな風が吹く信州伊那谷
から出てきたひろネコにとってこの蒸し暑さは耐え難いものがあります。

ところが出張を終えて帰国してみると羽田空港は35℃を超える灼熱地獄。
週末を過ごしたモトスミの自宅ではエアコン切ったら最後、窓を全開&パンツ一丁
でも眠れないほどの熱帯夜。

あいや〜、日本は香港よりも暑いじゃないかっ! と思ったが、辰野に戻ってみたら
今度は布団を掛けて寝ないと夜中に肌寒くて目が醒める(笑)

もちろん辰野だって日中は日差しが強くて暑いのでありますが、朝晩は涼しいので
とっても過ごしやすいのであります。

というわけで、今夜はこの辺で。(支離滅裂だなぁ)
晩安!

 


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従北京到上海 [不思議大陸]

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北京での仕事を終え、北京南駅から上海へ。

 

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高速鉄路CRHの一等座(一等席)では飛行機並み(!?)にお菓子と飲み物が支給されます。

往きの列車では料金を取られるに違いないと思い込んでいた小市民なひろネコ。
せっかく勧めてくれた客室乗務員に「不要!不要!」(要らない!要らない!)と言って
断ったことを今さらながら後悔しています(笑)

 

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高速鉄路CRHの一等座には乗客の眼を癒すためにこんなオブジェも置いてあります(嘘)

 

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今夜は久しぶりにブルックナーを聴いてみようと思います。
曲は交響曲第4番変ホ長調 『ロマンティック』(ノヴァ―ク版)。
演奏はカール・ベーム指揮のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団。
巨匠ベームが左手の人差指で「静かに」と合図している写真で知られる1973年盤。

もちろんワルター&コロンビア交響楽団の雄大な演奏もすばらしいのですが、
究極の選択を迫られたらベーム&ウィーン・フィルの流麗な演奏を選ぶひろネコです。

 


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万里の長城 (金山嶺長城) [不思議大陸]

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金山岭長城(Jin Shan Ling Chang Cheng )は北京市内から約130km、
河北省承徳市(Cheng De Shi )と北京市密云县(Mi Yun Xian)との境界に跨る
海抜700mの燕山支脈に沿って建設された全長10.5kmの長城。

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「不到長城非好漢」(長城に行かぬは男じゃないぜ)と言ったのはかの毛沢東さん。
「幾多の困難を乗り越えてこそ男である」という中国男子の美学。
近頃は一人っ子政策のおかげで“小皇帝”などと呼ばれるようになった中国男子たちは
果たして長城に到達できるのだろうか?

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晩秋の金山岭長城。
空はどこまでも澄み渡り、太古の歴史が風で漂う。

現存する長城は約8,800km。
そのうちの約3,000kmが“万里の長城”と呼ばれている。
その起源は紀元前657年、春秋時代にまで溯ると言うから気の遠くなるような話。
数百年の後、各々建設された城壁を一つに繋げたのが秦の時代、
紀元前221年に中国を統一した始皇帝。
さらに、明の時代には全長約6,700kmの長城が完成。
華里で10万3千里にもなるため“万里の長城”と呼ばれるようになったとか。

师傅(運転手さん)曰く、「到底怎么做的!」(いったいどうやって造ったんだろう!) 
確かに、途方もないことだ。

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観光シーズンを終えた長城には数えるほどの人。
紅葉の盛りであれば、おそらく賑やかに行列ができていたことだろう。

こうして北西の風に身を晒していると、
まるで時代が逆戻りしたかのような寂寥感を覚えずにはいられない。

どこまでも澄み渡る空、ゆるやかに流れゆく雲、彼方へと続く長城。
時が経つのも忘れ、ただそこに立ち尽くす。

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太古から続いた戦乱の世。
争い事の絶えぬ日々の中で長城が守ろうとしたものは何か?
まもなく冬を迎えようとするこの地で長城は問い続ける。 

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さて、今夜の曲は武満徹の『ノヴェンバー・ステップス』(琵琶・尺八とオーケストラのための)。
演奏は鶴田錦史の琵琶、横山勝也の尺八、小澤征爾指揮のサイトウ・キネン・オーケストラ。
晩秋の大地と悠久の時に想いを馳せるには相応しいかと思います。 

 


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北京烤鴨 [不思議大陸]

我在北京。
只今、出張中のひろネコであります。


近頃遅れまくりの飛行機を避け、上海紅橋駅から高速鉄道に乗り、いざ北京へ。

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PM2.5 で死ぬんじゃないかとビビッていたのに、来てみればアッケラカランとした晴れ空。
意外と普通じゃん!

で、普通じゃなかったのが高速鉄道CRH和諧号。
右のお尻の居心地が悪く、身体全体が右に傾いてる気がっ???

怪しい…… と思って立ちあがって振り向くと、シートの右側が陥没!?

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もしかして、外れてるのかな?と思って持ち上げてみると、
シートの下を支えるアルミ板の高さと左尻の下の部分に相当する位置にあるアルミ板
(シート回転用のワイヤーのカバー)の高さが、一致していないじゃないか~っ!

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で、総合的にどんな座り心地かというと、
まず、右尻が極端に低く、次に左尻が妙に浮いた感じ。
さらに右の腿が妙に落ち着かず、左の腿が釣り上げられた感じ。
その結果、列車が真っ直ぐに走行しているにもかかわらず、
身体全体が常に右に寄り掛っているような状態。

いやぁ、落ち着かないったらありゃしない(爆)

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「この席、傾いてるんで他の席に移ってもいいですか?」と訊くと
「中国国家鉄道法の規定により指定されて席以外には座れません」と車掌さん。( ̄◇ ̄:)

おお! さすが中国、法律は厳格!

ところで、シートの仕様や品質に関する規定は中国国家鉄道法に存在しないのかな? 

傾いたまま走り続けるCRH和諧号(いや、傾いているのはアタシ)の最高速度は302km/h。

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終点の北京南駅までの所要時間は5時間。
シートさえ傾いていなければ快適な旅でした。

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北京二日目の今日、タクシーで天安門広場の前を通過しました。
「万里の長城に登らず天安門をくぐったことない人は中国人に非ず」
と言われているかどうかは知りませんが、相変わらず観光客がドヤドヤと盛況でした。

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さて、今夜は北京分公司の皆さんと御食事会。
本日は中国に住んで13年目にして初めて「北京烤鴨」(BeiJing KaoYa )=北京ダックを
食べました。
なかなか美味しかったのですが、
骨と爪を撤去した「鴨脚」(鴨の足先)をワサビ醤油で食べるというグロい食材の印象が強烈で
あまりよく覚えていません(泣)

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圣索菲亚教堂 (聖ソフィア大聖堂) [不思議大陸]

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聖ソフィア大聖堂は正教会の聖堂で、1907年に建てられたという。
ハルビンとロシア文化との関わりを象徴する建物の一つ。

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朝の聖ソフィア大聖堂。
景色が白く霞んで見えるのは大気中の水分が凍って霧のように舞っているから。

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持参した温度計を見ると-22℃。 早朝は-26℃を指していました。
肌に刺すような冷たさ。
吐いた息が眼鏡のレンズに凍りつきます。

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午後のソフィア大聖堂。
まぁ、この寒いのに広場には大勢の観光客が。
こうして見ると威厳のある立派な建物です。
様子は違いますが、
学生の頃に何度も行ったニコライ堂(お茶の水)のクリスマス・ミサを思い出しました。

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歴史の重みを感じるレンガ造りの聖堂。
近づくと鳩がたくさんいるのがわかります。

 

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聖堂の中は「ハルビン市建築芸術館」になっています。
入場料は20元≒285円。

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真っ先に目につくのがこのシャンデリア。
内壁はかなり傷んでいるのがわかります。
この国はどこへ行っても文化財の保護がズサンだと感じます。(あ~もったいない!)
そういえば、この大聖堂にはステンドグラスがありません。

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シャンデリアの真下から。
残念なことにドームの天井が剥がれています。

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祭壇に相当すると思われる場所から。

100年前はここでロシア正教の礼拝の儀が静かに行われていたのだろう。
耳をふさげば、聖歌隊の歌声が聞こえてくるような気がします。

しかし現実は悲しいかな、
中国人観光客がドタバタと歩き回り、ガヤガヤと騒がしく、雰囲気ブチ壊し。
「聖なる場所」の面影すら残っていないのは何とも遺憾であります。

 

今夜の曲はバッハの無伴奏チェロ組曲。
演奏はあの偉大なムスティスラフ・ロストロポービッチ。
教会の静寂さの中に響くチェロは哲学的瞑想の世界。

この国の騒々しさを忘れて、静かに眠りたいと思います。 

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本日の天気: 薄らぼんやりの晴れ
最低気温: -24℃
最高気温: -17℃

 


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