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圣索菲亚教堂 (聖ソフィア大聖堂) [不思議大陸]

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聖ソフィア大聖堂は正教会の聖堂で、1907年に建てられたという。
ハルビンとロシア文化との関わりを象徴する建物の一つ。

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朝の聖ソフィア大聖堂。
景色が白く霞んで見えるのは大気中の水分が凍って霧のように舞っているから。

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持参した温度計を見ると-22℃。 早朝は-26℃を指していました。
肌に刺すような冷たさ。
吐いた息が眼鏡のレンズに凍りつきます。

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午後のソフィア大聖堂。
まぁ、この寒いのに広場には大勢の観光客が。
こうして見ると威厳のある立派な建物です。
様子は違いますが、
学生の頃に何度も行ったニコライ堂(お茶の水)のクリスマス・ミサを思い出しました。

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歴史の重みを感じるレンガ造りの聖堂。
近づくと鳩がたくさんいるのがわかります。

 

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聖堂の中は「ハルビン市建築芸術館」になっています。
入場料は20元≒285円。

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真っ先に目につくのがこのシャンデリア。
内壁はかなり傷んでいるのがわかります。
この国はどこへ行っても文化財の保護がズサンだと感じます。(あ~もったいない!)
そういえば、この大聖堂にはステンドグラスがありません。

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シャンデリアの真下から。
残念なことにドームの天井が剥がれています。

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祭壇に相当すると思われる場所から。

100年前はここでロシア正教の礼拝の儀が静かに行われていたのだろう。
耳をふさげば、聖歌隊の歌声が聞こえてくるような気がします。

しかし現実は悲しいかな、
中国人観光客がドタバタと歩き回り、ガヤガヤと騒がしく、雰囲気ブチ壊し。
「聖なる場所」の面影すら残っていないのは何とも遺憾であります。

 

今夜の曲はバッハの無伴奏チェロ組曲。
演奏はあの偉大なムスティスラフ・ロストロポービッチ。
教会の静寂さの中に響くチェロは哲学的瞑想の世界。

この国の騒々しさを忘れて、静かに眠りたいと思います。 

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本日の天気: 薄らぼんやりの晴れ
最低気温: -24℃
最高気温: -17℃

 


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