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梅雨空の南アルプス・エコーライン [辰野通信]

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どぅお〜〜〜も、好久不見でございます。
ス〜ダラ社員&なんちゃって課長のひろネコでありますが、近頃何だか忙しい。
円高元安、景気後退、価格競争、コストダウンで大陸の光学業界はドタバタ。
設備案件はボツになる確率が高くなってきて、このままじゃイカンと思いつつ、
イカンともしがたいムードが漂う今日この頃ゴロゴロニャン。
じゃがしかし、売上を維持しなければならないのが営業マンの宿命。
妻子と猫とバイクを養うには働かねばならんのであります。

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さて、6月の、とある土曜日。
冴えない空だなぁ・・・と思いつつ「走りたい」という衝動を抑えきれない私。
辰野から高遠へ出て、秋葉街道(R152)をひたすら南下。
大鹿村から南アルプスエコーラインの狭いワインディングロードを「どりゅどりゅ」して長野県の最南端「遠山郷」へ。

晴れていたら南アルプスがドド〜ンと拝めるはずのしらびそ峠を越えてしばらく行くと突如視界が開けました。

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ここは御池山(おいけやま)の山頂付近。
昔々のその昔、縄文時代のその前、今から2万年から3万年前の旧石器時代、遠い遠い宇宙の果てから飛んできた隕石が落っこちて、ここにクレーターが出来たそうな。
http://www.tohyamago.com/kankou/inseki/index.php

この通称「御池山クレーター」、一見すると深い谷にも見えますが、よくよく見ると大きな凹地になっていて、その直径は900mくらいあるそうな。

旧石器時代の原住民はある日突然「チュド〜ン!」と落ちた隕石を目撃してさぞかし驚いたことでしょうが、21世紀の今だったら隕石が飛んで来る前からニュースで見て聞いて大騒ぎ。
中には物見遊山で隕石が衝突する世紀の瞬間を見に来る輩もいることでしょう。
確かに、短い人生のうちで隕石が地球に「チュド〜ン!」と衝突する瞬間をこの目で見られるなら死んでもいいような気もしますが、まぁ、土壇場になって「やめときゃよかった!」と思うかもしれません。(その時そう思っても間に合わないだろうけど)

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ところで、すでに9,000kmを走破したMoto Guzzi V7 Racer。
縦置Vツイン2バルブOHVという伝統的かつ古典的なエンジンは「ナナハン」なのに「ヨンヒャク」並みの馬力しかない控え目なヤツですが、「ヨンヒャク」並みの軽い車体とソコソコあるトルクのおかげで3000rpmに満たない低い回転域からスロットルを捻った分だけ「どりゅどりゅ」と力強く加速。
ビーナスラインのように高速コーナーの多い山岳道路から、ここエコーラインのように低速コーナーの多い辺境の峠道まで過不足なく楽しめます。

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近頃、中年ライダーの事故が問題になっていますが、21世紀のバイクは何だかスゴイことになっていて、リッタークラスなら200馬力も当たりまえの世界。
しかし一般庶民にしてみれば、それは完全にオーバースペック。
ABSにトラクションコントロール、更にクラッチの要らないセミオートマチックなど、至れり尽くせりとなれば少しくらい下手クソでもバイクがカバーしてくれます。
かといって「リターンライダー」と呼ばれる復活組のおぢさんたちは油断大敵雨霰。
過去の栄光が忘れられず、「オレもまだまだイケてるぜ!」と調子に乗るとさぁ大変。
人類ヒト科は旧石器時代から何万年もかけて進化して現在に至っているわけで、たった一世代ではそう簡単に進化しないどころか、歳を取れば退化するのであります。
そんなわけで、世の中の中年ライダー諸君、くれぐれも無茶をなさらぬように♡

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南信州・遠山郷「下栗の里」にて 

 


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