Summicron 50mm F2 2nd [自言自語]
15年ぶりだった日本の正月をマッタリとした寝正月で過ごしたにも関わらず、
体重計の示す数字に大した変化のなかった私ではありますが、やはり運動不足。
中3男子と自転車でモトスミ駅の向うにある本屋(住吉書房のことをいつもモトスミショボウ
と言ってしまう)を往復しただけなのに、ふくらはぎが痛くなるという情けなさ。
さすがに「こりゃイカン」と思い、用もないのに新宿の街をブラブラ。
この日持ち歩いたのはM Monochrom とSummicron 50mm F2 2nd Version。
M2と一緒に浅草で買って以来、かれこれ10年以上使っているSummicron 50mmは
1970年生まれで今年46歳。
誰にでもウケるような大ボケをかますクラスの人気者というわけでもなく、
周囲から一目置かれるほどバリバリに仕事をこなす優等生というわけでもなく、
ひたすら真面目に物事をソツなくまとめる地味なヤツですが、長く付き合っていると
実に味のある性格で、どんな時でも裏切らない誠実さを持つ“親友”のような存在と
評しても過言ではありません。
つまりPKRやEPR、Tri-Xを詰めたM2からCCDのM Monochromに変わった今でも、
Summicron は私にとって「キングオブ標準レンズ」であることに変わりナシ。
その割には近頃出番が少ないぞ!?と思い、新宿に連れ出したという次第。
如何です?この写り具合。
ハトの羽根のホワホワ感、信号機の金属の質感、そしてハトのウ◯コの汚れ感。
程よいコントラストでハイライトに露出を合わせても潰れにくいシャドー。
開放でも甘くならず、絞っても硬くならず、常に中庸で安定した描写。
手元にLeicaがある限り、やはりこのSummicronは「キングオブ標準レンズ」。
今年も是非、活躍してほしいものであります。
コメント 0