街道を往く(白川郷) [ぶらり旅]
一群の観光客が退けたところで白川街道をぶらぶら。
宿場風情を楽しみながらパチャリ。
あめ湯って何だらう?
聞くところによると水あめをお湯で溶いて生姜の絞り汁を加えた飲み物らしいが、
東京生まれの埼玉育ちで神奈川に家があり信州に住んでいるひろネコには初耳。
どうも関西を中心にしか存在しないらしい。
物は試しと飲んでみると、水あめの甘みに生姜エキスが効くぅ〜っ!
生姜エキスの味で思い出したのが中国四千年の飲み物。
カゼ薬と称し、コーラに生姜を入れてグツグツ煮込んだヤツ。
10年ちょい前、プリズムの加工指導のために広東省の中山工場に赴任していた時、
カゼを引いて寝込んでいたら現場の科長さんと班長さんたち総勢5人が見舞いに来て、
その中の重慶出身の女の子が作ってくれました。(中国語では「課長」を「科長」と書きます)
子供の頃カゼをひくと母親が作ってらしく、「これを飲んだら一発で治るわよ」と
宣言されたので半信半疑で飲んでみたんですが、その強烈な味ときたら・・・
グツグツ煮込んだせいで濃縮されたコーラの甘みとどんだけ入れたのかわからない
生姜エキスとの強烈なコラボ。
飲んでしばらくすると全身から汗が「ドッ!」と吹き出し、脳ミソがグルグル。
「これ飲んで目が覚めたら治ってるわよ」と彼女はニコニコ。
科長さんが買ってきてくれたウコッケイのスープは明朝温めなおして飲みなさいと
母親のような口調で言う。
いやぁ、効きましたよ。
翌朝起きたらケロッと。
さすが中国四千年!(そんな昔にコーラは無いか)
土産物屋の裏へ回ると、地元の子どもたちが遊んでました。
世界遺産に登録されて“村おこし”に力が入りすぎるのは考えものですが、
まだまだ素朴な風景を見ることができて一安心。
今日のお写真はどれもHektor 7.3cm F1.9。
かいはらさんが「65mmの明るい単焦点がほしい」と言っていましたが、
確かに70mm 前後の焦点距離の自然な遠近感と少し凝視したような画角は
意外と街のスナップに合っていると思いました。
あまり踏み込まずにエッセンスだけを切り取る。
そんな撮影スタイルにピッタリかもしれません。
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