SSブログ

山里の生活(白川郷) [ぶらり旅]

DSC03337.jpg

ねぇねぇ、白川郷でしょ? 合掌造りの写真はないの?
言われてみれば10月1日付の一枚を除くと合掌造りの写真がないですね(笑)

DSC03379.jpg

もちろん合掌造りの家に興味がないわけではありません。
じゃがしかし、合掌造りそのものの写真ならプロ・アマ問わず多くの写真家たちが
既にお撮りになっていらっしゃいます。

DSC03296.jpg

天邪鬼のひろネコは忍野八海で横並びに三脚を立てているおぢさまたちのような
マネは好きじゃないので、たとえその場所がベストだとしても敢えて外します。

DSC03377.jpg

言い換えれば「白川郷=合掌造り」の図式は余りにも当ったり前田のクラッカー。
そこで、普通なら主役である合掌造りを敢えて主役にせず、背景にするかあるいは
背景にも入れず、一見するとニッポンのどこにでもありそうな山村風景と思わせて
「よくよく見ると白川郷か!」みたいに撮れればいいんじゃね?と考えてまふ。

DSC03293.jpg

たとえば、こんなふう ↑ に撮れば「如何にも白川郷」で、
こんなふう ↓ に撮ると「どこが白川郷なのかわかんねぇよ!」となりますが、

DSC03388.jpg

こんなふう ↓ に背景に合掌造りを入れてあげると「ああ、ここは白川郷か」となり
前後関係から ↑ の写真も白川郷の雰囲気を出す一コマになるのではないかと。 

DSC03391.jpg

まぁ、そんな説明なんてどうでいいんですがね。 

DSC03394.jpg

次第に失われつつあるニッポンの山村風景。
世界遺産に認定され、公園のように整備され、観光地化されてゆく白川郷。
過疎化も含め、いずれ人が住まなくなって、八ヶ岳の麓にある縄文遺跡のように
「かつてここに人が住んでいました」となるかもしれません。

上海で写真を撮っていた時も然り。
だいぶボロっちくなっているとはいえ、疎開時代の建物が残っているうちが華。
レンガ造りの洋風建築が高層ビルに、怪しげな市場がオサレなショッピングモールに
変わってしまったら、上海はどこにでもある単なる今風の都会になってしまいます。 

DSC03343.jpg

稲刈りをする老夫婦の背後に建つ合掌造りの窓には観光客の姿がチラホラ。
かつてそこは稲刈りしている父母を見つめる子供の姿があったのではないだらうか。

茅葺屋根は葺き替えするにも費用が掛かるし不便も多い。
生活様式が変わり、仕事を求めて若い人たちが街へ出てゆく。

夕方、土産物屋で店仕舞いしている若い夫婦と話をしたら、地元に住んでいるのは
爺ちゃんと婆ちゃん、つまりダンナの父母だけ。
若い夫婦と小さな息子は県境を跨いだT市に住んでいて、週末になると親子三人で
店の手伝いに通っているそうな。

 

つづく

 


nice!(2)  コメント(1) 
共通テーマ:アート

nice! 2

コメント 1

かいはら

ヘクトール付けっぱなしだね。

この70mm前後の焦点距離使いやすいでしょう。


by かいはら (2015-10-09 23:53) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
街道を往く(白川郷)出撃 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。