飛騨土産 [ぶらり旅]
我が愛車 Moto Guzzi V7 Racer はシングルシート仕様のカフェレーサー。
当然のことながら荷物を括りつけるスペースが無いので、先日神田神保町の
石井スポーツ登山本店で買ったMillet のカメラザックを背負って走ります。
ニ気室に分かれているカメラザックの上3分の2にM Monochrom とα7Ⅱ、
それとアンジェニューの28mmとライツの50mmと7.3cmと135mm、
予備の電池やブロー、接写リングを入れるとそれなりの重量になります。
その残りの3分の1に飛騨の地酒のワンカップ6本を入れたらどうなるか・・・
と考えること約3分、こんな魅力的なお土産を買わずに帰るのはもったいない!
という結論に達したのは言うまでもない。
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日曜日、思い立ったが吉日なひろネコは昔から一度行ってみたいと思っていた
白川郷へ行きたくなってムズムズ。
ドンヨリした朝の辰野を出発し、まずは塩尻経由で国道158号線の安房峠を
目指します。
ハイスピード・コーナーが続く国道41号線の数河峠(すごうとうげ)
平湯温泉から国道471号線、国道41号線を乗り継いで飛騨古川。
さらに国道360号線の天生峠(あもうとうげ)を越えると、そこは白川郷。
ところがぎっちょん、天生峠は崩落のため通行止め( ̄▽ ̄;)おーまいがー!
東海北陸自動車道の清見ICへ迂回しようと県道75号線へ。
と思ったら、こちらも通行止め!( ̄◇ ̄;)ど〜すりゃいいの?
雪深い日本の秘境・白川郷。
ただでさえ遠いのに、こりゃ一筋縄では到着できませんな。
このまま高山まで引き返すのも癪なので近くにある農家のおばちゃんに訊いたら
「古川から県道90号を行けば清見に出られるよ」と教えてくれた。
飛騨古川まで戻ってから進路を北西に変えて飛騨卯の花街道と名付けられた
県道90号線を往くと清見町。
どうせなら白川郷の遠さをもっと味わおうと敢えて東海北陸自動車道には乗らずに
国道158号線を走り、荘川町からは御母衣湖(みぼろこ)沿いに国道156号線で北上。
そして午後3時、積年の夢だった憧れの白川郷に到着したのであります。
白川郷の駐車場から荻町合掌造り集落へ渡る「であい橋」。
何故か中国語ばかりが耳につき、ココは何処?ワタシは誰?の状態。
「你可以拍照吗?」(写真撮ってもらえますか?)と訊かれ、
「好的,怎么拍?」(いいすよ、どう撮ります?)とすんなり反応してしまう自分が悲しい。
さらに「你也是大陆来的吗?」(あなたも大陸=中国から来たの?)などと言われた日にゃあ
オレは日本人なのに何故だっ!と涙がチョチョ切れそうな気分に。
今やニッポンの観光地は中国系だらけ。
しかもこんな山奥まで来ているとはっ!
なんかこう、ニッポンが侵食されている気がするのは私だけだらうか。
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