気だるい朝 [日記]
浅い眠りのまま夜が明けた
沈着する疲労
漂流する思考
やり残した仕事とこれからはじまる仕事
任期も定まらないまま転々としていると
達成感よりも漠然とした喪失感がつきまとう
そろそろ引越しの準備に取り掛からなくては……
「住み慣れた」と言えるほどの街でもなく
「離れがたい」ほど愛着のある街でもない
それでも僕は振り返る
この街で過ごした五年という月日を数えながら
この街で出会った人たちの顔を浮かべながら
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アリアと32の変奏から成るバッハのゴールドベルグ変奏曲。
僕にとって「定番」とも言えるこの曲を聴きながら
32の思い出を集めてみるのも一興かもしれない。
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