意識の問題（シャッター音について） [自言自語]
本日は大倉山の港北区役所・港北公会堂でピアノの発表会。
ひろネコⅡ世が弾いたのはムソルグスキー作曲の『展覧会の絵』（抜粋）。
高校生になったとはいえ、まだ小柄で気力も体力もヘタレだから厳しいんじゃね？と思っていたら案の定。（￣▽￣;）あいや〜
しかもカチンコチンに緊張していたらしく、ミスタッチが多くてズタボロ状態。
十度離れた音が片手で届くくらい、あるいはオクターブを鍵盤の上から叩けるくらい手が大きくないと弾くのがキツイ曲。
まぁ、難しいのはわかるけど、言い換えれば日頃の練習不足。
反省するところは多々あるでしょうが、とりあえずお疲れさんでした。
全員演奏を終えて記念写真。
とはいえ御覧の通り、親御さんたちは“カメラ”ではなく、スマホでパシャパシャ（笑）
いわゆる“カメラ”を持っていたのはひろネコを含めてたったの三名。
そのうちの一人はプロ＝写真屋さん。
果たして2016年4月現在のデジカ普及率ってどうなっているんでしょうか？
ところで、今回とっても気になったのは演奏の方ではなく、写真屋さんが使っていた一眼レフカメラのシャッター音。
一人一人、弾き始めて数十秒経過したところで数カットずつ撮るのはいいんですが、その都度「カシャン！」「カシャ！カシャ！カシャン！」と連写しまくるD3（大三元の望遠ズーム付）の盛大なシャッター音が会場に響き渡ります。
今日のステージは、いわゆる『演奏会』とは違いますが、音楽を演奏している場において、カメラのシャッター音は邪魔者以外の何者でもありません。
当然のことながら、ステージの上で演奏していても会場の音は聞こえます。
緊張しまくって聞こえない人もいますが、その音で気が散ってミスする人もいます。
「心頭を滅却すれば火もまた涼し」で、演奏に集中していれば気にならないとも言えますが、これは演奏する側の問題というよりは写真を撮る側の問題です。
ところが、このカメラマン、さも当たり前のように、平然と撮り続けています。
ちなみに、ひろネコのX-Pro2はES（電子シャッター）モード。
しかもMFレンズを使っているのでまったくの無音。
無音なので撮っている本人でさえ「今のは撮れたのか？」と不安になりますが、大事なのは演奏している人や聴いている人の邪魔をしないこと。
そういう意識が「有る」か「無い」かです。
21世紀の世の中にはミラーレスという種類のカメラがあって、すでに多くのプロカメラマンがそれらを仕事で使っています。
まさかこのカメラマン、それを知らないってことは・・・ないはずです。
学校の運動会や記念写真なら良しとしますが、音楽を演奏する場においてはそれ相応の（音楽の邪魔をしない）カメラを使ってほしいですね。
というか、最低限、そのくらいの意識がないと困るよなぁ・・・
そこで「あの〜、失礼ですが、シャッター音が耳障りなんですけど。」と言ったら、そのカメラマン、「えっ！？」とハトが豆鉄砲食らったような顔したまま固まってしまいました。
やっぱね。
今まで考えたこともないのでしょう？
これを機会に、ご自身の機材や撮影スタイルについて考え直してくれることを期待します。
『展覧会の絵』! 2世くんすごいじゃないですか。ここまでの努力を褒めてあげてください。
しかし、そのシャッター音は常識では考えられないセンスのなさですね。
by scottts (2016-04-24 07:10)
舞台や演奏会の時の一眼レフのシャッター音ほど耳障りな物は無いですね。
消音ケースを使うという方法もあると思いますよ。
銀座の歌舞伎座では、防音ガラス設備のカメラルームがありました。私も何度かそこで撮りましたが、今後は舞台やホールを設計する場合、そういう設備を最初から設計段階で作るべきだと思います。
by かいはら (2016-04-24 12:27)
scotttsさん
周囲からは褒められる一方で、本人は「穴があったら入りたいわ」と
ボヤいていました。
親としては褒めてあげたいところですが、
彼にとって私の役割はと率直なアドバイスすることなので、
ついつい辛口になってしまいます。
by hironeko (2016-04-26 00:58)
かいはらさん
なるほど、消音ケースという手もありますね。
まぁ、会場の環境を変えるのはほぼ無理なので
次からは何らか工夫してくれるよう期待してます。
by hironeko (2016-04-26 01:16)