煙霧朦朧的長春 [長春]
煙霧朦朧的長春。
これを「幻想的で美しい」と見るかどうかはそれぞれにお任せしますが、
本日UPした画像はひろネコ在住のマンションの屋上から撮影した長春の夜景です。
「史上最悪」と言われる北京や上海には及ばないにしても
ここ長春も石炭の煤煙や自動車の排気ガスでかなり朦朦としています。
一枚目は東側で、こちらは南東側。
上空はお月さまやお星さまがはっきり見えるくらい晴れていますが、地上付近は何となく…
こちらは北東側。
いつもなら画面中央に吉林鉄塔がクッキリ見えるはずなんですが…モワモワッ
こちらは北西側。
方角によってコンディションは若干異なりますが、やはりモワモワ。
最後は南西側。
どこを向いても煙突が数本。これだけ煙が出ていればモワモワするのは当然ですな。
そして老若男女問わず鼻毛の成長が促進されるのはホボ疑いのない事実です。
もちろん煙突だけのせいじゃない。
2008年、ひろネコがこの地に赴任したころと比べるとクルマの数は圧倒的に増えました。
おかげで市内は慢性渋滞で排気ガスがモウモウ。
クラクションの嵐。
割り込みなんて朝メシ前。
反対車線が空いていれば逆走するのも屁のカッパ。
歩道を走れば老人だろうと子供だろうと乳母車だろうと阻む者にはクラクション攻撃。
ニッチもサッチも行かなくなったら殴り合いのケンカ。
我打死你！ （♯`Д´）＝○）゜з゜）バキッ！
当時はガラガラだったマンションの地下駐車場は早々に満員御礼。
はみ出したクルマは敷地内に路上駐車。
しかも二重駐車、三重駐車は当たり前で、クルマ同士がスレ違うことさえできなくなった。
火事になったら消防車も入れませんよ、これじゃ。
それでもまだまだ増え続け、争奪戦に負けたクルマは今やマンションの敷地の外に。
立ち往生したクルマの鳴らすクラクションが朝っぱらからピーピーブーブーけたたましく響き、
いくら鳴らしても現れない持ち主に痺れを切らして怒鳴りまくり、
たまたま現れようものならこれまた殴り合いのケンカ。
我打死你！ （♯`Д´）＝○）゜з゜）バキッ！
あ～あ、何やってんだか。
クルマが絶好調で売れてるのも結構だけど
早急に対策をしないと大変なことになりそうです。（もう十分に大変ですけど）
今夜の曲はショスタコーヴィチの交響曲第5番。
演奏はバーンスタイン指揮のニューヨーク・フィルハーモニック。
チャップリンの映画「モダンタイムス」的な意味を込めて。
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本日の天気： モワモワした曇空そして一時小雪
最低気温： －15℃
最高気温： －7℃
酒吧 １ [長春]
煙突のある風景 １ [長春]
前回の「灰色の空」を書きながら、
「そうえいば長春には煙突がニョキニョキ立っていて煙がモクモク出ているなぁ」と思いました。
そこで、今まで街を歩きながら撮った煙突の写真を検索してみました。
たとえばこんなの……
繁栄路と前進西街交差点近くの集合住宅の裏にある煙突（2009.12.）
長春の集合住宅はたいてい集中暖房で、
石炭を焚いて温めたボイラーから各住宅に温水を供給しています。
石炭は空港に行く途中の省道から見える丘陵地帯で採掘しているものと思われます。
まぁ、最近では石炭の代わりに石油やガス、あるいは電気に置き換わっているのでしょう。
レンガ造りの煙突は老朽化が進んでいるようだし、
廃炉になって煙の出ていない煙突も多く見かけるようになりました。
同徳路と紅旗東一胡同のT字路にある煙突（2012.3. 胡同とは路地とか横町の意）
ちなみに某マンションの7階にある我がひろネコ邸は温水による床暖房。
年々燃料費が上昇している割には室温が下がっているのは気のせいだらうか？
まさか誰かが……よくある話だけにそんな詮索をしたくなる。
だって、この部屋で迎えた最初の冬はTシャツでも過ごせるくらい暖かかったのに
この冬はフリースを着ていないと肌寒いのよねぇ。
白い煙のたなびく煙突は長春に限らず大陸東北部特有の冬の風物詩と言えるでしょう。
そんな煙突が年々減っていくのは寂しい反面、公害とかを考えると仕方ないとも思います。
煙突フェチの方、撮るなら今のうちかもしれません。
今夜のCDはラフマニノフのチェロ・ソナタ ト短調 Op.19。
演奏はミッシャ・マイスキーのチェロで。
語るようなカザルスにはバッハが似合いますが、
歌うようなマイスキーには哀愁漂うラフマニノフが似合うと思います。
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本日の天気： 雲一つない、ただし快晴とも言えない白っぽい青空。
最低気温： －19℃
最高気温： －9℃ （－15℃を上回ると「今日は暖かいな」と感じるのが長春の冬です）
