エイリアン [猫ism]
無邪気なところが我が家でも大人気の“メイたん”(2012年5月生まれの♂)です。
そんな“メイたん”ですが、ときどき不可解な行動を見せることがあります。
例えばこんなふうに……
新居をパトロールするのが日課になっている“メイたん”ですが、
「あれ、どこに行ったのかな?」と思って探していたら
吹き抜けのリビングにいる住人の様子をロフトから秘かに観察していました。
けっこう慌ててます。
リビングからロフトまでの高さを測量している“フリ”をしてます。
誤魔化しているのはバレバレです。
やはり猫という生き物はエイリアンであります。
それとなく人間界に紛れ込み、共に生活しながらそこに生きる人類を観察し、
その生態や習性について人類学研究所の本部に報告しています。
そして、きっといつか……いや、すでに地球を侵略しているのであります。
ほら、我々と目が合うと何気ない振りして「ふっ」と目を逸らすでしょう?
その一瞬が最も怪しいんであります。
私はいつかヤツのシッポをつかんでやりたいと思っているんですが、
敵もなかなか用心深くてちょっとやそっとではボロを出しません。
家人たちはすっかり洗脳されていて「メイたん、カワイ〜ッ!」などと
もはや奴隷にでもなったかのように猫に対して奉仕している有り様。
かく言う私も外から帰宅した時に玄関で前足を揃えて出迎えされたりすると
ついつい油断して「いい子にしてた?」と顎の下あたりを撫でてしまいます。
このような状態は人類にとって大変な危機であります。
猫という生き物は人間が飼っているつもりでいても
実は人間が猫を養うように仕向けられているのであります。
その証拠に……ほら、アナタも猫に操られていることに気づいたでしょう?
「いやいや、ウチはそんなことありませんよ!」
というアナタに読んでほしい本があります。
ポール・ギャリコ著の『猫語の教科書』(ちくま文庫)
本来は猫が書いた猫のための“人間攻略本”でありますが、
逆手に取れば人間にとっての“猫攻略本”であります。
さぁ、これでアナタの家も猫の侵略を防ぐことができるかも!?
いや、この本を読んだら却って侵略を許すことになるかもしれません(笑)
僕は、完全に奴隷になっています(笑)
by maki (2014-08-14 22:33)