スクーター天国 [台湾]
台湾はスクーター天国。
日本も澳门(マカオ)もそうですが、道路が狭く坂道が多い島国には駐車場も少ないので
一人か二人で乗るならクルマよりもスクーターの方が便利。(雨さえ降らなきゃ)
またスクーターは台湾の年軽人(若者)たちにとって重要なアイテム。
自分好みのサイレンサーに替えてブロロロロ〜ッ!
映画やドラマにもよく登場します。
一方、近頃のカオス大陸都市部ではバッテリーで走る電動スクーターが主流に。
街の彼方此方にコイン式の充電器(ひと昔はコンドーム販売機だった)があるのでインフラは
日本よりも整ってます。
ただ「我的东西是我的,别人的东西也是我的」(俺の物は俺の物、他人の物も俺の物) の精神が
発達した大陸人の間ではお隣さんのコンセントをチャッカリ拝借する“盗電”が横行。
また勤務中に会社のコンセントから自分の電動スクーターに充電する輩がいます。
それを真似する輩が増えるとテーブルタップ(しかも会社の備品)を勝手に集めてきて
タコ足配線で充電するもんだからブレーカーがブッ飛んだり配線が焼けてボヤ騒ぎに
なったりと始末に終えない。
これは「エコ」というよりも「エゴ」・・・( ̄_ ̄;)あいや〜
ちなみに「我的东西是我的,别人的东西也是我的」の精神は下記のような論理で
成り立ってます。
我看见的就是我的(オレの目についたものはオレのもの)
↓
我拿到的就是我的(オレの手にしたものはオレのもの)
↓
我喜欢的就是我的(オレの好きになったものはオレのもの)
↓
我的是我的,你的也是我的(オレのものはオレのもの、オマエのものもオレのもの)
ただの駄々っ子じゃないか!
ん〜、困ったもんだ。
当代台湾 [台湾]
台北から高鉄に乗って約30分。
「台湾のシリコンバレー」と呼ばれる新竹(Xin Chu)へ。
乗った列車は700系。
座席の上で喚きながらジャンプする子供、けたたましくしゃべりまくるおばちゃん、
怒鳴りまくるおっちゃん、四方八方で鳴り響くケイタイの着メロ・・・この世のもの
とは思えない騒音が渦巻く大陸横断高鉄とは打って変わって無声映画のように静か。
ん〜、とても同じ民族とは思えましぇん。
台湾のモダニズムはとても洗練されている。
この写真はある公司(会社)の一階ロビーですが、まるで博物館。
この位置から見て右に入り口があり、背後には受付、左は美術館のように絵を展示。
恐竜の向うは喫茶スペース。
商談するビジネスマンたちの声が囁くように流れるBGMと調和しています。
この公司の董事長兼総経理(会長兼社長)のY氏は元IC設計のエンジニア。
オフィスの配置はとても緻密で、無駄な空間のない、まさに集積回路のようでした。
居酒屋にて [台湾]
台北MRT南京復興駅近くの居酒屋。
新宿辺りと見紛うばかりの雰囲気。
お客さんの会話やオーダーを入れる声を聞かなければ日本で呑んでると錯覚します。
ちなみに、写真中央に写っているのはマジンガーZ!?
お店に来たお客さんのポラ写真と名刺がビッシリと貼られてます。
お店の人が黒板に描いた漫画。
欧米や日本の文化が「普通」に受け入れられている台湾。
英語や日本語がこれまた「普通」に飛び交っている台湾。
政治経済、特に対中国の話題には決まり文句のように「不想被吃掉」と言う台湾人。
近頃の世界情勢を見ていると「一つの中国」を掲げるのはカオス大陸の論理であって
彼らが大陸に「食われたくない」=「併合されたくない」と思うのも当然かも。
P.S.
先ほど辰野に帰還。
気温は氷点下3℃。列車を降りてすぐには感じなかったのに、
しばらくしてから風がヤケに冷たく、耳が痛くなりました。( ̄▽ ̄;)
ああ、長春を思い出すなぁ・・・まぁ、氷点下20℃にはぜんぜん及ばないけど。