北八ヶ岳の森 [ぶらり旅]
マイナスイオン云々ではなく、ただ自然の中に身を置くことで得られるエネルギー。
あちこち飛び回っている私にとって北八ヶ岳の原生林はガソリンスタンドみたいな、あるいは充電器みたいな存在であります。
夜明けの白駒池 [ぶらり旅]
駐車場にRX-8を停め、スニーカーを軽登山靴に履き替え、LEDのペンライトを頼りに白駒池へと向かいます。
池の畔に潜むこと半時あまり。
空には金星がポツリ、次第に明けゆく空を一人でジ〜ッと待つひろネコであります。
欲を言えばもう少し焼けてくれるとよかったのですが、まぁまぁですかね。
日毎時間毎に変化する風景撮影には「これがベスト」という結果などありません。
だから同じ場所に何度も足を運ぶ人もいれば、そこに住み着いてしまう人もいます。
サラリーマンで、しかも年がら年中出張しているひろネコにはとても真似できませんが、その時々の風景を想像しながら一期一会を狙います。
な〜んて書くとカッコイイですが、要はその日その時狙えるベストな一枚を撮るためにスッタモンダするのであります。
この日持ち出したのはFujifilm X100F。
小型軽量なので山へ持っていくには最高!
しかも以前愛用していたGS645 Professionalとほぼ同じ感覚で使えるところがミソ。
X-Pro2 に18mmと35mmの場合だと気分はNew Mamiya 6 ってところかな?
癒し処・田沢温泉 [ぶらり旅]
皆さんお元気ですか?
車載カメラ用のレンズに関わる新しいプロジェクトと重なって更にドタバタ。
お疲れムード満点のひろネコはズタボロになったその心と体を癒やす場所を求めて、Moto Guzzi V7 Racerでさすらいの旅へ(日帰りだけど)。
小雨がチラつく中、ようやく辿り着いたところは名湯・田沢温泉であります。
目的地は藤村ゆかりの「ますや旅館」ではなく、温泉街の更に奥。
泉質は単純硫黄泉で、源泉100%の掛け流し(加温も加水もナッシング)。
薄っすら白い湯につかると、気持ちよさに思わず「あふ〜」と声が出ます( ̄▽ ̄;)
いつ来ても泡付きがすごいのは湯の鮮度が高い証拠。
熱くもなく、ぬるくもなく、長湯するにはサイコー!(しかも200円ポッキリ!)
あいや〜、これなら心も体も癒されるわぁ〜。
Mistralのスリップオンマフラー&サブコン追加で今日もドリュドリュと絶好調。
純正のセパレートハンドルを50mmほど下げ、Halcyonのバーエンドミラーを装着。
これでイメージどおりの「Cafe Racer」にかなり近づいてきたのですが、あと少し。
ハンドルを下げたせいでピョコッと飛び出したメーターや野暮ったいリアフェンダーを何とかしたいと思い、V7 Racerを更にモディファイするプロジェクトを発足。
もちろん本来のデザインは崩さずに・・・さて、どうなることやら v(⌒ー⌒)ワクワク
極上の蕎麦 [ぶらり旅]
あいや〜、すっかり御無沙汰していまいました(汗)
皆さま、お元気でしょうか?
このところ仕事が忙しくてテンテコ舞い。
しかも台風の影響とやらで雨ばかり。
V7 Raser には蜘蛛の巣が張り、カメラのバッテリーは干上がってる・・・
そんなこんなで欲求不満が溜まる日々。
着せ替え人形のようにレンズを取っ替え引っ替えしては部屋で遊んでます(泣)
で、近頃気になっているのが、Summilux 50mm F1.4 。
俗に「貴婦人」と呼ばれる1959年製の1st model です。
写真はまだ載せていませんが、6月と7月に使った時の、その繊細な写りをもう一度味わいたい!
しかしこの雨じゃ・・・
と思っていたところに、辰野ロータリークラブ(※)のFくんから電話がっ!
「ひろネコさん、蕎麦食べに行きませんか?」
「え〜、この雨ん中、どこ行くの?」
「開田高原っすよ!エイトくんでカッ飛ばせばスグです。」
というわけで男二人でRX-8 に乗り込み、いざ、権兵衛峠を越えて開田高原へ。
ココがその蕎麦屋。
「時香忘」と書いて「じこうぼう」と読むそうな。
門をくぐると木の回廊が続いてます。
木をふんだんに使った店内は落ち着いた大人の雰囲気。
ここの十割蕎麦は“オヤマボクチ”というアザミに似た植物の葉脈をツナギに使っているんだそうな。
しかも打ちたてのホヤホヤではなく、三日ほど熟成させたものだそうな。
その独特な風味は今まで食べた蕎麦とはひと味もふた味も違う・・・これは美味い!
食後に出てきたトロントロンの蕎麦湯の風味もまた格別。
いやぁ、至福の時であります。
あした天気にな〜ぁれっ!
※ 13Bロータリーエンジンをこよなく愛するメンバーの集まりであります。
行くに行かれぬ坂巻温泉 [ぶらり旅]
坂巻温泉は槍ヶ岳の槍沢を源流とする梓川(中流は犀川)の谷間に隠れた秘湯中の秘湯。
秘湯好きなひろネコとしては昔から一度行ってみたかったのですが、地理的にとてもビミョ〜な位置にあるので「行くに行かれぬ温泉」のベスト10に入っていました。
何故なら坂巻温泉は長野県松本市から岐阜県高山市へ向かう国道158号線の梓湖の先、
上高地との分岐(釜トンネル入口)の少し手前、カーブとトンネルが連続する険しい道の、
トンネルを二つに分断している梓川の谷に掛かる橋の袂を「カクン」と曲がらないと行かれないという何とも絶妙な場所にあるのです。
『坂巻温泉』のバス停の存在に「あっ」と気づいた時には既に次のトンネルに突入!
しかもUターンできる場所が皆無なので「まぁいっか・・・」ということになりがち。
結局、その先の平湯温泉とか白骨温泉まで足を伸ばすというオチがついてしまいます。
ここが坂巻温泉の入り口。
昨日は金沢からの帰り、高山方面から来たので『坂巻温泉』のバス停だけじゃなく、看板も見つけることができました。
もちろん、カーナビ(といってもスマホでGoogle Mapですが)のおかげもあります。
ただし、トンネルとトンネルの間=橋の長さは100m足らず。
60km/hで走っていたら、たったの6秒で通り過ぎてしまうので要注意であります。
坂巻温泉の内湯。
コンコンと湧き出す透明な湯に白い湯の華が浮遊し、ほんのりと硫黄臭がします。
体と髪を洗い、ひと通り温まったところで露天風呂へ。
急な階段を降りてゆくと正面が殿方用で左が御婦人用。
ちなみに、殿方用は駐車場から丸見えです(笑)
こちらは殿方用露天風呂。
週末なのに誰もおらず、貸切状態でした。
梓川を隔てた対岸の急斜面がグッと迫り、秘湯感満点です。
いやぁ、悲願達成ともいうべき坂巻温泉。
無色透明な硫黄泉は「清々しい」という感じの良いお湯でした。
一週間に渡る金沢合宿の疲れをすっかり湯に流し、元気ハツラツで帰還したひろネコでありました。