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豪華絢爛的華邑酒店(南昌) [不思議大陸]

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早朝の赣州(Gan Zhou)
上海を出てから連日の雨。
しかも今日はドシャ降り。
アタシは基本的に晴れ男なので、きっと同行している蘇州のスタッフ(LさんとWさん)のどちらかが雨男に違いない(笑)

昨日訪れたレンズメーカーのL総監に教わったとおり、あの泥んこ道を避けて高速に。
一路、赣州黄金机场(普通に“黄金”とか恥ずかし気もなく命名しちゃうところが大陸的)へ向かって レンタカーのMazda 6 を飛ばします。(Lさん、マジで運転ご苦労さんです)

以前はアタシも広東省で免許を取ってVWのSANTANA2000を運転していましたが、この大陸でクルマを運転するのは難しいようで簡単、簡単なようで難しい。

まず、難しいようで簡単のなのはルールが至極単純明快であること。
① 大きい方が優先権(道の大きさや車両の大きさ)
② 先に出た者勝ち(とにかく鼻先を突っ込んだ方が優先)
③ トラブルや事故が起きたら自分の非は死んでも認めない(認めた方が負け)

また、簡単なようで難しいのは日本では起こりえない不測の事態に遭遇すること。
① 道路に突然穴が開いている(要は路面状況がすこぶる悪い)
② 高速道路を豚の大群が逆走してくることがある(事故等で意外な落下物がある)
③ 高速道路を走行する自転車や横断する歩行者が普通に存在する
④ 道幅が広すぎて右左折する時の進路変更が間に合わない。
⑤ 信号の如何に関わらず右折フリーの交差点が多く、日本人歩行者は轢かれやすい。

日本人はルールを守るのが好きというか、それが当たり前だと思い込んでいるので、「ルールを守らないヤツが悪い!」という正義感を振りかざす人が多い。
しかし、どんなにスンバラスィ〜正義感を持っていても、赤信号を無視したクルマに轢かれて死んじゃったら身も蓋もにゃい。
要するにルール(信号)は守るべきものなんですが、世の中にはルールを守らない人やルールを知らない人が必ずいることを忘れてはイカンのです。

一方、「上に政策あれば下に対策あり」の大陸人は「ルールなんて守る方がおバカ」と思っているので、最初から相手を信用していません。
たとえこちら側の信号が青だろうと反対側の赤信号を無視するヤツが必ずいると(自分もそうすると)わかっているので、常に相手の出方を観察しているか、イチかバチかで突っ込んできます。

頭が固い日本人は「ルールが守れないなんて信じらんない!」とよく言いますが、日本人だってルールを守ってないじゃん!って思うことはよくありますよね。
しかも「社会人としてあ〜でもないこ〜でもない」と他人を批判する人もいますが、皆さんそんなに聖人君子なの?と訊いてみたい気もします。

とにかく、日本人は不測の事態に弱いんじゃね?と思う今日このごろ。
少なくともこの大陸で運転する以上は、高速道路を正面から逆走してくる豚の大群をゲーム感覚で平然と避けるくらいの心理的余裕は必要だということです。

閑話休題。

ドシャ降りの赣州から江西省の省都・南昌(Nan Chang)へ。
同じ江西省ですが350kmほど離れているし、この国自慢の高鉄も通っていないので、ここは飛行機で。

大陸でも有数の巨大グループ企業・◯◯科技の系列会社との打ち合わせを済ませてから酒店にチェックイン。
大企業の御用達というだけあって、未だかつて泊まったことのない豪華絢爛な酒店。

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華邑酒店のチェックインは超高層ビルの39階。果たして何階まであるのかなぁ。)
アタシの部屋は47階で、部屋からの眺めはこんな感じ。
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◯◯とひろネコは高いところが好きと言いますが、さすがに目眩がしますね。 

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大陸では珍しくシックな内装ですが、落ち着いてて良いわぁ。

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一人で寝るにはもったいないくらいのベッド。 

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47階からの夜景。 

同行している蘇州のスタッフが「こりゃ1000元(約17,000円)でも泊まれませんよ」と言うので、帰国後の出張費精算で「この金額では経費として認められませんね!」と経理課長さんに一喝されるんじゃないかとビビったのですが一泊400元(約6,800円)と聞いて「ふい〜っ」と一安心。

もしかしたら株主優待特別価格かもしれませんが、実際の金額は知らぬが仏ですな。

 


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深圳到赣州 [不思議大陸]

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真っ白に煙る深圳宝安机场 

早朝、恵州を出発して深圳でレンタカーを返却。
深圳宝安空港から江西省の赣州(Gan Zhou)へ。

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空から見た赣州

天気のせいか陰鬱な印象ですが、赣州は江西省第二の都市。
ここには◯◯◯用のXXXを生産する大きな工場があるのであります。

さて、赣州黄金机场を出ると借りるはずのレンタカーが来ていない!
怪しげな黒車(Hei Che)=白タクの運ちゃんが近寄ってきて360元で行くと言うが、
どう考えてもボッタクリなので租车(Zu Che)=レンタカー屋に再度電話。
すると「今、洗車してるからもうちょっと待ってて」と言う。( ̄▽ ̄;)おひおひ

ようやくやってきたレンタカーは真っ赤っ赤のMazda 6 (Atenza)。

哎呀、我们没有时间啊!(あいや〜、オレたちには時間がない!)
というわけで、赣州机場から高速道路をカッ飛ばす。

しかし、こんな時に限って天は我々の行方を阻むのであります。
スマホで百度地図のカーナビに導かれるまま西牛鎮で高速を降り、国道105号線で
信丰县(信豊県)へ行く途中がコレ↓↓↓↓

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途中から未舗装でグッチャグチャ( ̄Д ̄;)あっちゃ〜! 

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道幅は広いがボッコボコでドロドロ。
高速では調子良かったMazda 6 も床下をガシガシぶつけながら四苦八苦。
こんなことならパジェロのような四駆を借りればよかった!と後悔しても後の祭り。

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水たまりは大きさも深さもハンパでない。
こんな道が延々の続くので運転するのもハンパでない。
スタックしたら三人のうち誰が押すかでジャンケン。
とにかく無事に通過することを祈るのみ。

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おっと! 大型トレーラーがいきなり進路変更(@◇@;)哎呀,我的天哪!
まぁ、大型車でもハマると大変なことになる悪路なので仕方ないんですがね。

結局、お客さんのところに到着したのは夕方5時過ぎ。
我々が到着するまで延々と待っていてくれたL氏に感謝! 

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打ち合わせ終了後、総勢9名で四川火鍋店へ。
工場の総責任者のL氏は、ニャンとひろネコが広東省中山市の駐在していた頃、
同じ中山市坦洲鎮で仕事をしていて、共通の知人がいることが判明。
あいや〜、こりゃまた奇遇ですねぇ。この広い大陸で坦洲仲間だったとは!
ということで話は盛り上がり、赣州の夜は更けてゆくのであります。

 

大陸人は仕事の上では非常にシビアですが、仕事を離れると和気合い合い。
もちろん面倒くさいことも多々ありますが、私はこういうの嫌いじゃありません。

 


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大陸出張は移動が大変なのだ! [不思議大陸]

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相変わらず賑わう外灘

霧朦朦的蘇州から高鉄で上海へ移動。
虹橋空港から深圳に向かう飛行機が飛べず3時間遅れ。
午後の予定を一つキャンセルして東莞市の外れまでクルマを飛ばします。 

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東莞市北部の東排鎮は10数年前の雰囲気をそのまま残したような街。
天気のせいもありますが、どろろ〜〜〜んとした印象。

打ち合わせを済まてから、今度は恵州へ移動。
飛行機が遅れるのはいつものことですが、なんだかんだとスッタモンダした一日。

今日は慶州で打ち合わせしてから深圳に戻り、江西の赣州へ飛びます。
いやはや、大陸出張は移動が大変なのであります。

 


タグ:XF18/2R X-Pro2
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霧朦朦的蘇州 [不思議大陸]

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1960年代以前の、ノンコートのオールドレンズを思わせる見事なフレア。
朝からドンヨリとした蘇州の街は最新のXFレンズで撮影してもこんな感じです。

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午後の打ち合わせを終えてから晩御飯を食べに出掛けみると、爆竹や花火をやった後のようなニオイが立ち込めています。

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これがPM2.5の仕業でないとしたら、他に何が考えられるでしょうか? 

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考えようによっては幻想的で素敵♡とも言えますが、喉はイガイガカサカサするし、
そのうち痰はカラムは咳は出るわで、何だか憂鬱になってきます。

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サーチライトの光芒を見ると空気中に含まれる粒子の濃度が想像できますね。 

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明日は上海に移動ですが、上海はもっとひどいのかなぁ。
マスクをしないと鼻毛が伸びそうだし、それ以上に鼻や喉がマジでイカれそう。
慣れればなんとかなるというものではないし・・・困ったもんです。 

 


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襄阳城の夜 [不思議大陸]

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出張で行った湖北省襄阳市。
硝材メーカーの人たちが夕食後に襄阳城(Xiang Yang Cheng)を案内してくれました。
正面玄関とも言うべき臨漢門(Lin Han Men)をくぐって北街(Bei Jie)を散歩。

技術屋ばかりだったせいもあるが、彼らは大陸にしては珍しく(!?)とても紳士的。
午後の打ち合わせは商談というよりも技術的な議論が多く、夕食も白酒で乾杯とか
無茶なことはせず、始終穏やかな雰囲気で楽しかったです。

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襄阳の街は比較的小綺麗で落ち着いた雰囲気。
夜もけっこう人が出ていますが静かで、大きな声で話す人もいなければ、
大音響で音楽を撒き散らす店もなく、ダンスを踊るおっちゃんおばちゃんもいない。
やはり街の雰囲気にはそこに住む人達の人柄が醸しだされるのでしょう。

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夜店の御主人が売り物の一つ一つの材質とかを丁寧に説明してくれました。
押し売りもせず、ボッタクリもせず、とても感じの良い人でした。

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長江最大の支流である漢江(Han Jiang)のほとり。
三国文化発祥の地と言われる襄阳。
やはり歴史のある街にはそれなりの雰囲気があるのでしょうか。
今まで訪れた大陸の街の中では四川省の成都と同じくらい好感が持てました。 

 


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