見えた!? パンスターズ彗星 [長春]
17時20分。
近頃流行の微小粒子状物質PM2.5の影響か、真っ赤に沈む夕日を眺めていると
天文ヲタクファンである駐在員のTさんが「今日はイケるかもしれないぞ」と声を掛けてきた。
そうです、「今日あたりイケる」というのはこのところ夕暮れ時の地平近くに見えるという噂の
パンスターズ彗星(C/2011 L4)のこと。
本日のお月さまは月齢1.3日。
パンスターズ彗星C/2011 L4は日没後の西の空、
薄眼を開けたようなお月さまの左下に現れるはずなのであります。
速攻で帰宅してから機材一式を持って屋上に集合!
18時35分。
三脚をブッ立て、望遠レンズをセットしてから暮れてゆく夕空に彗星を探す。
月と地上の間には……今日も煙突と煙がある ( ̄▽ ̄;)そ、そんなぁ
D200, AT-X PRO 50/135 DX (135mm), ISO1600 1/4 f4
ちっ、屋上に集まったTさん、Sさん、そしてひろネコの三人は舌打ちするが、
所詮煤煙だらけのこの街じゃムリだってことさ。
しかし、せっかく屋上まで来たんだからと夜景を数カット。
D200, AT-X PRO 50-135/2.8 DX (50mm), ISO1600 1" f4
D200, AT-X PRO 50-135/2.8 DX, 50mm ISO400 8" f8
上空に「昴」が見えたのでパチャリンコ。
D200, AT-X300/2.8, ISO400 4" f4
暖かくなってきたとはいえまだまだ氷点下10℃の屋上は寒く、
TさんとSさんが「寒いから帰ろうぜ」と言うので諦めて撤退。
20時18分、Tさんから電話。
「拡大してみたら写ってたよ!」
「え、どこらへんすか?」
「月と地上の間、煙の途切れたあたりに」
「え゛~マジですか?アタシのも再確認します!」
D200から取り込んだRAWデータを拡大してみると……ありました。
煙の先端、モヤモヤした境界線の辺りに薄らぼんやりと彗星らしき物体がっ。
D200, AT-X PRO 50-135/2.8 DX, ISO1600 4" f4 (一番上のデータをトリミング)
見えますか?パンスターズ彗星が。
今夜は澤征爾指揮のボストン交響楽団で、ホルストの組曲『惑星』(1979年盤)。
煤煙と高感度ノイズに埋もれる彗星をモニターで眺めながら男のロマンに浸ってみます。
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本日の天気: 比較的スッキリした晴れ
最低気温: -13℃
最高気温: -5℃
夕空 [長春]
3月某日17時20分。
ワーカーたちの乗る通勤バスを見送ってから僕は二階に上がった。
夕陽を見るのは久しぶりだった。
次の一時帰国まで、あと3週間。
もうひと踏ん張りするとしますか。
今夜の一曲はチャイコフスキーの交響曲第5番 ホ短調 Op.64
演奏は若き日のアバドとロンドン交響楽団(1970年盤)。
第二楽章の“哀愁のホルン”が暮れてゆく冬の空に響きます。
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本日の天気: 小雪時々吹雪
最低気温: -13℃
最高気温: -5℃
酒吧 3 [長春]
ちなみに中国語のロックンロール・ミュージックは「摇滚乐」(Yao Gun Yue)、
つまり「揺れて転がる音楽)。
しかもハード・ロックとなると「激烈摇滚乐」(Ji Lie Yao Gun)。
「激しく揺れて転がる音楽」とは何だかすごい描写です。
私は基本的に西洋古典音楽派ですが、
兄貴の影響でレッド・ツェッペリンとディープ・パープルの隠れファン。
天国への階段とかスモーク・オン・ザ・ウォーターとか好きです v( ̄ー ̄)
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本日の天気: もわ~とした曇
最低気温: -9℃
最高気温: +5℃ 今年初めてのプラス!!!!!!
赤ちょうちん [長春]
場所によっては未だ回収されることもなく放置プレー。
たんたんタヌキのxxxxよろしく、風もないのにぶらぶら揺れてます。