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雨の歌 [自言自語]

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こちらもArt Gallery M84 の帰り道(数寄屋橋の交差点)でパチャリ。
これを言ってしまうと歳がバレバレ(とっくにバレバレか!?)ですが、
NHK の『なにしてあそぼう』と『できるかな』の“ノッポさん”に似てるな・・・
なんて思いながら。

銀座で写真を撮るなら雨の日の夜に限ります。
晴れた日曜日に中央通りの歩行者天国をライカ片手にぶらぶらしたりしていると
小金持ち風のおぢさまに声を掛けられるというのはよくあること。
ただし大抵の場合、こちらのライカは切っ掛けに過ぎず、本題はおぢさまの所有する
大切なコレクションの自慢話で、そちらを延々と聞かされるハメになります(泣)

そしてその種のおぢさまは革の速写ケースを着せた自慢のライカを首にぶら下げて
如何にも後生大事にという感じで持ち歩いているのが世の常。
だからアタシのようにそれがM2だろうがM3だろうがM Monochromだろうが
剥き出しのまま肩から引っ掛けて歩くなんて不精な真似は決していないもの。
自慢話を聞かされた挙句、最後は説教されるというオプションが。
まぁ、横川渓谷でX-T1を道連れに水没しちゃうアタシですからカメラを大切に
使いなさいと説教されても仕方ないんですがね(笑)

近頃は「カメラプロテクター」とか「ボディーケース」とかいう名の革ケースが
ドレスアップ商品の典型として出回っていますが、あんなので着膨れしちゃったら
せっかく摘みやすい形状が台無しじゃないか!と思うのはアタシだけなんだらうか?
しかもドレスアップをしたがる人に限って「デジタルライカは厚ぼったくなった」
とか「M3と同じサイズにならないものか?」などと戯けたことを言うので、
「だったらまずそのケースを外したら?」と反論したくなります。

今でも銀座に行くという“ハレの日”には少なくとも近所の商店街へ出かける時よりも
オメカシして出掛けるのが「礼儀」というか、昔々の昭和世代のお父さんたちは
背広を着るのが当たり前だったようなので、大切なライカにオメカシさせてもバチは
当たりませんが、やはりライカは剥き出しで使うのがアタシにとっては「吉」です。

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今夜の一曲はブラームスのヴァイオリン・ソナタ第一番ト長調作品78。
「雨の歌」と呼ばれるのは第三楽章の主題が歌曲「雨の歌」を用いているから。
私が好きなのは優しくて情緒のある第一楽章。
冷たい雨の降る晩秋の夜に聴いていると何とも心暖まるのであります。

 

P.S.
只今の気温は3℃。
部屋の中でも凍死するんじゃないか?と思えるほどシンシンと冷えてます。
こりゃ明日の朝は雪かも!?

 


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かいはら

カメラをゴテゴテとドレスアップするのが生きがいの人がいますが、そんな人は写真がヘタレな証拠。
見ていて気持ち悪くなります。




by かいはら (2015-11-26 00:35) 

hironeko

御意!
ローライフレックスの古風な佇まいを見て
「かわいい♡」と言う女子の方が正常に思えます。
 
by hironeko (2015-11-26 20:08) 

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