徳利屋 [辰野通信]
奈良井宿で外せないのがココ。
徳利屋郷土館であります。
江戸時代には旅籠として、後に島崎藤村や正岡子規も泊まった由緒正しき御宿。
今は素朴な郷土料理を味わえる御食事処であります。
この辺りの年中行事は旧暦で行われているのか・・・
五月下旬でも鯉のぼりが空を泳ぎ、兜が飾られています。
季節の花を生ける。
都内のオフィスなどでよく見かける年がら年中緑色の観葉植物などとは異なり、
季節感があってよろし。
外光と白熱灯だけの明かり。
通された座敷には古いピアノが一台。
五平餅定食を注文。
最初に出されたのは季節の野菜のサラダ。
次は煮物と豆腐。
五平餅は黒胡麻、山椒味噌、胡桃の三色。
こういう素朴な味って大好き!
さて、満を持して登場した手打ちそば。
最後は甘味。
「そのカメラはどこのですか?」
お隣りに座った老夫婦と暫しおしゃべり。
奈良井には私と同じように十数年ぶりとのこと。
いくつかの思い出話の後で「私たちも歳を取ったね」と夫婦揃って笑っていた。
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