東桂苑(渡邉家御新宅) [新潟]
国の指定重要文化財である渡邊邸の隣りにある渡邊邸御新宅。
江戸時代に村上藩主の家臣だった渡邊家の八代目・善保の四男・善俊が分家した
明治38年に建てられた木造二階建ての日本瓦葦寄棟造りの屋敷。
現在は関川村指定文化財となり「東桂苑」と呼ばれています。
書斎にゴロリと寝転んでこの家の主を装ってみる。
ガラス越しに写した庭の草木が “ぐるぐるボケ” というか妙に歪んで見えるのは
この窓に “大正硝子” が使われているため。(わかりますか?)
大正硝子とは明治から大正時代に掛けて製造された板ガラス。
平坦性が良く、透明度がとても高い現代の板ガラスと違って、平坦性が良くなく
歪があり、不規則な波によって光の屈折が生じているためガラス越しに見る風景が
歪んで見えるのです。
まったりとした午後。
庭からは鳥のさえずりだけが聞こえてくるだけで実に静か。
「今日は人が少ないから」と管理人のおばさんから村上茶を御馳走になり
この家の主になったような気分で寛いでしまった。
P.S.
新潟でのミッションもあと一週間。
本日、次のミッションを受けた。
それが完了次第、再びあのカオス大陸へ渡ることになるだろう。( ̄∇ ̄;)ははは……
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